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「今や、農業問題は環境問題だっ!」というお話

しばらく前にNHKが農業問題を集中的に取り上げていて、興味を持って見た番組もありましたが、いかんせん放送のタイミングが最悪で(個人的に、より重要なDの出る「○○シリーズ」と一部重なってしまって)見逃した番組もありちょっと残念でした。

以前、「生物多様マイ」でも採り上げたように、世話人的には、今や農業は単なる経済や食の問題を越えて環境問題だと思えるのですが、こちらの心配には関係なく、ますます厳しい環境に追い込まれているようです。

その心配があながち杞憂でもないと思わせる調査結果が、先月続けて環境省から発表されました。

一つは、「イヌワシ、繁殖率急降下 東北で巣立ち10羽 (10月29日 asahi.com)」

「東北6県で昨年巣立ったイヌワシのひなは、61つがいで10羽しかいなかった。」というかなりショックな内容で、産んだ卵がかえらないというのはタンチョウで問題になった水銀や農薬等の蓄積の影響なども頭をよぎりますが(これだとマサに悪夢、そうでないことを祈ります)、直接には採餌に適した開けた環境(ニュースでは「牧草地」や「伐採跡地」としてあります)がなくなってしまったことに原因があるとしています。

もう一つは、「ヨシ原などの生物、6割「絶滅の恐れ」 国の干潟調査(10月26日 asahi.com)」

こちらは、カニ、ゴカイなど、ヨシ原やマングローブ林など干潟を中心とした湿地に棲息する底生生物の半数以上が絶滅の危険性が高いレベルまで減少しているというもので、埋め立てに伴う湿地の減少などが原因ではないか、とのこと。

方や、生活に欠かせない水を供給してくれている水源を取り巻く地域、もう一方は、ゴールに当たる海へと流れ込む地域、その両方で環境に関わる問題が続けて発表されたってことは、単に偶然としては片付けられないものがあります。

干潟に関して言えば、生活用材としてアシを刈ったり、アシ焼きを行なったりしながら維持してきた環境が放置されたままになっている影響が出ているようで、里山のナラ枯れなんかと根っこに抱える問題は同じ。

もう一方の、水源の周りの環境などは、私達の死活問題にも繋がるものですが、現実には、採算が合わないため放棄された農地を充分な手入れもできないままの森林が囲んでいるといった状態で、こちらも置かれた状況は似たり寄ったり。

経済的なことだけを考えれば、イヌワシがいなくなっても、カニやゴカイが少なくなっても「何が問題なの?」という考え方もあるとは思いますが、環境というのは複雑なバランスの上になりたっているもの。どこかで問題が起きれば、回りまわって思わぬところでツケが回ってくるようにできています。台風のたびに深刻な洪水被害が起きたりしているのは既にそのツケが回ってきている証拠と言えるかもしれません。

干潟にしても、諫早の動きなどを見ると、未だに行政では「未だ埋め立ての終わっていない地域」のように扱われているようですが、直接経済活動には役立たないものの、アシや底生生物などがちっ素やリンなどの有機物を分解している、いわば天然の浄水場。干潟の環境がやせ細ってしまえば、周りの海の水質が悪化し漁業にも大きな打撃を与えかねません。

そういった環境的なことは別にしても、元来日本人は農耕民族ですから、農耕生活を営む中で培ってきた文化的な側面も途絶えさせてしまっていいのか、といった面もあるし、「食料自給率が40%を割りこむ」なんていうニュースを聞くと安全保障の問題として捉える必要もあるでしょう。

そんな農業や林業が経済的な都合だけで揺さぶられている今の状況は、非常に危なっかしいものに見えて仕方がありません。

自由貿易協定(FTA)などとのからみもあって、今のところ国の農業政策では、大規模化によるコストダウンを目指しているようですが、限られた国土しかない日本の農業が、人件費の安い中国や広大な国土のアメリカに、まともにコスト競争を挑んでも、果たして勝ち目があるのか、というのが常識的な考えじゃないですかネエ。輸入が完全に解禁されたわけでもない現在でも、米の価格が下落して、慌てて税金で買い支えようとしているぐらいですから、逆に農業崩壊に繋がってしまう恐れすら感じます。

むしろ、本当に農の再生を考えるなら、たくさんの労力をかけざるを得ない状況を逆手にとって、高付加価値を売り物にするような考え方の方が実現の可能性が高いような気がします。実際、かなりの高額で売りに出した国産米が中国で飛ぶように売れたといったニュースも入ってきてますから、それなりのストーリーを持たせて付加価値を演出し、行政が効果的に支援していくような方向で考えれば、国の内外にそれなりのマーケットは見つかるような気がしますが、どうですかネエ。

その上で、フード・マイレージの考え方なども採り入れながら、環境税、あるいは炭素税等の名目で環境保全としてのコストを幅広く負担していくようにすれば、棚田や山間の農地で農業を営むお百姓さんにも、光の当たる目が出てくるのではないでしょうかネエ。

森林が荒廃し、ため池がなくなり、田んぼや畑が宅地に変わって、そのしわ寄せが河川に押し寄せて、護岸工事やダム建設に多額の費用が投入され、ますます環境がやせ細る、といった悪循環はボチボチ限界ですよ。

農の再生の第一歩は、学校給食をパン食から米飯中心への切り替えでしょう(と言って、給食の現状を分かっているわけではないんですが)。ガキの頃から、おいしい銀シャリの味を覚えこますことがコメ需要の喚起に繋がると思いますがネエ。餅いりラーメンのラーメン・ライスを給食メニューに入れて、食べ終わった後のオツユの中にご飯をぶち込んで食べる味を小学生の頃から覚えさせて・・・。

こほん。ちょっと個人的趣味に走り過ぎました。

くどいようですが、里山の谷あいに青田が広がる光景は日本の原風景。ただ風化するに任せていては「美しい国」のキャッチコピーが泣くというものではないでしょうか。

おっと、そう言えば、そのコピー自体過去の遺物になりかかってましたネエ。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
census * 時事刻々 * 17:34 * comments(0) * trackbacks(1) * pookmark

名古屋市、「長期未整備公園緑地 見直し」のパブリックコメント

今日は、通常の書き込みとは異なり、皆さんへのお願いです。

掲示板でもお知らせしましたが、現在、名古屋市では市内の「長期未整備公園緑地」に関する都市計画を見直し新たに整備プログラムを策定するためのパブリックコメントを募集しています。

同市の公園緑地の整備については、ン十年前に基本計画が策定されながら長期に渡ってたな晒しになっていた経緯があり、公園区域に指定されながら用地の買収も終わっていないような地域がかなり残っています。

実際、我等が平和公園も、耕作地の権利関係が複雑だったことなどで用地の買収が進まず、結果的にはそれが幸いして、大きな整備が行われず現在も緑豊かな里山環境が残されています。

市のHPで、整備プロセス決定までの手順や各公園緑地で現在予定されている整備計画を記載したパンフレットをダウンロードすることができますが、資料中の「長期未整備公園緑地と名古屋市のみどり」の項を見ると、名古屋市内には公園緑地以外にほとんど緑地らしい緑地が残されていないことが分かります。

各公園緑地を一つずつ見ていくと、理由までは分からないものの、公園区画から除外を検討されている緑地がけっこうあります。また、公園緑地区域としてあっても、都市公園として整備が行われた場合は、せっかくの樹林が伐られて野球のグラウンドや芝生に変わってしまう可能性もあります。

温暖化の影響やヒートアイランド現象を緩和するために緑被率を高めることが検討されているときに、せっかく残された樹林が潰されてしまうのはもったいない話ですし、一度失くなってしまえば、一朝一夕に元に戻せるものでもありません。

市への提言はメールやFAXでも受付られていて同HPに、送付左記のメールアドレスやFAX番号が案内されています。また、平和公園の「里山の家」で尋ねて頂けば、専用ハガキの付いた資料が残っていれば頂いてこれると思います。

ある程度まとまった数で意見が寄せられれば大きな流れを呼ぶことが可能となりますので、「未整備地域」として残っている緑地は、そのまま「緑地」として残すか、緑地としての環境を生かせるような形で整備してもらえるよう、名古屋市へ働きかけて下さるようお願いします。

募集の対象は特に指定してありませんので、必ずしも名古屋市民でなくてもいいかもしれません。世話人も、現在は尾張旭在住ですが、まだ国籍(本籍?)は名古屋に残っていますし、時にはドラスキーを名乗り、日本代表よりグラ8に肩入れしていることからも、十分資格はあるかな、と考えています。(ほとんど根拠のない理屈ですが)

締め切りは10月26日。共感してくれそうな方がいれば、お友達や家族にも声をかけてみて下さい。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
census * 時事刻々 * 22:46 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

ツシマヤマネコ:富山でも飼育へ

ネットのニュースに「ツシマヤマネコ:富山でも飼育へ (毎日)」という話題を見つけました。

ツシマヤマネコは、今年6月、長崎県対馬南部の下島(しもじま)で自動カメラの映像で23年ぶりに姿が確認されて話題になりましたが(北部の上島(かみじま)ではこれまでも生息が確認されています)、長崎県対馬にのみ生息する日本固有のネコで、野生の推定生息数は80〜110頭と言われています。「種の保存法」で希少動物の指定を受けていて、'93年から人工繁殖の計画が進められています。

現在既に4カ所の繁殖拠点が設けられているそうで、今回発表になった富山で5ヶ所目ということになります。今年11月、新たな拠点となる富山市ファミリーパークへ移されるのは、これまで福岡市動物園で飼育されていたうちの2頭。

集中しての飼育は感染症の発生等を考えると危険性が高くある程度の繁殖拠点の分散は必要だと思いますが、同時に発表のあった「各2頭を飼育中の井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)とよこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)は、20日から一般公開」という内容が少々気になります。

これまでの経緯や現在の人工繁殖の状況を知りませんので、憶測のみで批判めいたことを言うのもフェアとは言えませんが、「リスクの分散という意味合い以外に、各動物園の人寄せパンダとしての役割を担わされているのではないか」という懸念が、正直頭をよぎりました。性格の悪い世話人の勘ぐりに過ぎないのならいいのですが。(もし、情報をお持ちの方がみえれば、コメント、当方掲示板等で教えて頂けると嬉しいです。)

環境省は、レッドリストの改訂版でも、ニホンイタチを圧迫する外来種として問題になっているチョウセンイタチがリスト入りするなど(実際は対馬に原生するものだけが対象だったようです)、掲載内容の2.9%に誤記が見つかったという情けないニュースが流れていたりすることもあり、少々気が引けながらも採り上げてみました。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
census * 時事刻々 * 19:08 * comments(0) * - * pookmark

ナラ枯れが広がってきたぞッ!

昨年10月に当ブログ内でも採り上げたカシノナガキクイムシ(以下、カシナガ)の食害によるナラ枯れ。今年も早々と茶色に変色した葉をつけたコナラなどが、平和公園の中でもところどころで目に付き、相変わらずじわじわと広がっているようです。

平和公園とはご近所?の猪高緑地のサイトでも同じような話題が持ち上がっており(「猪高緑地会議室」様、勝手に引用してごめんなさい)、周辺地域でもかなり広がっているようです。

下は、昨年掲載したカシナガの食痕の写真。

カシナガの食痕

たまたま平和公園に関する市の会議でご一緒させて頂いた「なごや東山の森づくりの会」のMさんにナラ枯れの詳細な資料を頂きましたので、その内容もふまえて多少この場を使って整理しておきます。

なお、手元にある資料は「森林総合研究所関西支所」HPで、同じ内容のもの(「ナラ枯れの被害をどう減らすか ― 里山林を守るために― 」)をPDFファイルでダウンロードすることができます。なかなか充実した内容なので、興味のある方はお勉強してみて下さい。

ナラ枯れは、正確にはカシナガの食害ではなく、カシナガによって持ち込まれる病原菌(舌を咬みそうな名前のカビの一種)によって引き起こされる、言ってみれば樹木の伝染病。花粉症の人がスギ花粉を吸い込んだようなもので、このカビ菌の侵入で樹木の中に抗体反応が起こり、粘り気の強い樹液が導管に流れ込んで導管を塞いでしまい、水分を上部まで吸い上げることができなくなって枯れていきます。

被害の対象は、コナラ、ミズナラ等のナラ類に、クリ、シイ、カシを含めたいわゆるドングリの仲間。中でも樹齢40年を超えるような径の太いものに被害が集中、カシナガの侵入する部位も地際の幹が太い部分に集中しており、カミキリムシの食害と同様に下草で笹薮等に覆われた場所にあるものは被害に遭う確率はやや下がるようです。定期的に下草刈りや低木の伐採等の手入れを行っている都市公園の樹林などは、正に標的としてこれ以上ないくらい好都合な条件が揃っていると言えるようです。

被害に遭って枯れた木は、生木に比べてカシナガが繁殖しやすく、早めに伐採して焼却する必要がありますが、食害に遭ったからといって必ずしも枯れるとは限らず、伐採された切り株が、また、カシナガに絶好の繁殖場所を提供するため、世話人などは、「いっそ積極的に古木を伐採して積極的に新陳代謝を進めた方がよいのではないか」と単純に思っていたのですが、そうそう簡単ではないようです。まだ周辺地域でカシナガの食害が出ていない場所ならそれも有効なようですが、周辺地域で既に被害が確認されているような場所では、不用意に伐採することは、逆に被害を呼び込む可能性があります。また、被害が出始めても必ずしも深刻な状況になるほど広がらない例もあるようで、結論としては、枯れたものは可能な限り早めに伐採してその場で焼却処分、ケース・バイ・ケースで植林による補充を考えるなど、根気よく状況を見ながら対処していくしか、今のところ打つ手がないようです。(なお、人間の伝染病と同じで、伐採した被害木を移動することはご法度、あくまでその場で処理することが必要だそうです。)

嘗ての里山では、1〜2年に一度ずつ下草刈りや落ち葉かきを行って田畑の肥料とし、マツやナラなどの高木は、薪や炭等貴重なエネルギー供給源として15〜20年に一度は切り倒されました。老木になる前に切り倒されたナラの切り株からは、ヒコバエが出てきて自然に刈り取られた分が補充され、安定して樹林の新陳代謝が繰り返されるという、まことに合理的なシステムが出来上がっていました。今では、どちらも必要とされなくなってしまったため樹林自体が放置され、現存するナラを構成種とする二次林は40年、50年を経た樹木ばかりで構成されるという状況になっています。

40年以上も経つとナラとしては既に老木の域に入るそうで、こうした老木ばかりで構成されたナラ林というのは長い歴史の中でも例がないようです。言ってみれば樹林の高齢化問題。そういう言い方をすると、高齢化の目立つ我がセンサスグループとしても少々身につまされる点がなきにしもあらず。

と言うのは冗談ですが、人間様の高齢化も思うように対処できない社会情勢を考えると、これはなかなかに悩ましい問題。

宮脇さんの唱える潜在自然植生に沿った樹種による植林は、「コストも労力もかけずに安定して環境を保つことができる」とした考え方が基になっています。ただ、鳥に限っても、全てがこの手の環境に適応できるわけではなく、世話人としてはいわゆる里山の二次林もいくらかは残っていって欲しいと考えているのですが、直接的には生活に必要なものではなくなった現在、このコストと労力の問題は、難しいところではあります。

先に「生物多様マイ」で採り上げた田や畑など農地も含めて、環境の保全という視点でコストを捉えていく必要がありそうですが、いかがなもんでしょう。

ナラ枯れのおさらいをするつもりが、知らぬ間にいつもの話になっちゃった。「年寄りの話は・・・」なんて陰口が出てきそう。気を付けなくっちゃ。まだ、そんな歳じゃないって!


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
census * 時事刻々 * 16:19 * comments(0) * - * pookmark

生物多様マイ

最高気温の記録更新等が話題になった夏の暑さも9月に入ってようやくピークは越えた感じになってきましたね。蒸し暑さは日本一と評される名古屋ですが、新聞等の報道では、今年に限れば東京、大阪に負けているようで、少々悔しい面も(そんなの悔しがってどうすんだ、って話ですが)。

異常な猛暑つづきに、新聞、テレビ等のメディアでも地球温暖化の話題が盛んに採り上げられていましたが、同時に身近な生き物の異変を伝えるニュースも目に付きました。

中でも気になったのは「アカトンボが減っている」という報道。身の回りを見る限りそういった傾向は感じていなかったのですが、NHKの「クローズアップ現代」あたりで採り上げられたぐらいですので、けっこう深刻な状況になっているようです。正確な状況を調べるための全国調査も実施されており、ボランティアの参加者を募集しています。世話人も、もう少しトンボの識別に自信があったら参加するのに。

減少の原因はまだはっきり特定されていないようですが、水田の環境変化が影響を与えていることは間違いないと思われます。灌漑用のため池が次々に埋め立てられ、後継者難等で宅地になったり稲作が行われず放置されたままの水田が増え、水田の面積自体減っていることに加え、乾田化や水路の整備等により水田を取り巻く環境にかつてのように多様な生物を育む湿地としての機能が低下してしまっているようです。

8月の初めに発表された哺乳類、魚類等の「レッドリスト」の見直し結果では、アサザ、サギソウ等の危険度が下がった反面、メダカは相変わらずの「絶滅危惧2類」に据え置かれ、田園地帯を生息域とするタナゴ類が「絶滅の恐れが高まっている」とされました。

また、昨年末に見直し結果の発表があった鳥類では、危険度のランクが上がったもののうち半数近くを、サシバ、ヒクイナ、ヨシゴイ等、水田、ため池、草地等を含めたいわゆる里山地域を生息域とする種が占めています。

折から、先の8月25日に、環境省より「日本国内の生物多様性の状況を地図化する事業に乗り出す」という計画が発表されました。

これ自体は、とかくこれまで限られた希少種の保護に重点が置かれ、生態系、あるいは環境そのものを保護するという視点に欠けていた、行政の姿勢が多少なりとも変わってきたことの表れで、歓迎すべきことではありますが、この種の調査では、どうしても希少種が生息しているような地域に焦点が当てられ、目立った特長のない水田や里山にまではなかなか目が届きません。

ため池、田んぼ、それに隣接し炭焼き、薪、山菜、キノコ等多くのものを提供する二次林の三点セットは、日本国内で都市と山に挟まれるほとんどの地域に広がっていた、云わば日本の原風景。「里山文化は日本文化の原点」とする見方もあるほどで、多くの生き物の危機はもちろんですが、単に稲を供給する工場のようになってしまったり、衰退するに任せて里山文化の継承が途絶えてしまう事自体大変もったいない話です。

一つのアイデアの種として参考にできそうな例ですが、アウトドア雑誌の「BE-PAL」発行のメルマガで、「たかしま生きもの田んぼ」と題し「環境保全型農業」の活動が紹介されていました(詳細は、バックナンバーを参照して下さい)。ここに紹介されているような生物多様性を含めた環境保全の役割を収穫された米の付加価値として位置づけ、何らかの後押しを行っていけば、多少なりとも里山文化を受け継ぐ流れが開けてくるように思いのですがいかがでしょうか。

直接の管轄の農水省は大臣の交代ばっかりでそれどころではなさそうですので、環境省へ提案です。

環境保全に気配りして育てられた米のブランド化を推進、「生物多様米」のようなネーミング(もうちょっとしゃれたキャッチコピーやCFを糸井重里さんか佐藤可士和さんあたりに考えてもらえればバッチリなんだけど)で大々的に全国展開しましょう。それなりに環境問題への理解は広まっているようなので、ブランドとして押し出せば多少の金額は付加価値として負担してくれる人がけっこう出てきそうに思うんですが。いっそタニシのキャラのエコバッグとセットで売り出し、マドンナあたりに市場へ買い物に行くときに使ってもらうとか。(マドンナが市場へネギを買いにいけばの話ですが。)

辺境の風の谷からの(実際は、崖上、山のテッペンの我が家からですが)提案が環境省の目に留まるとも考えられませんが、版権までは主張しないので、誰か採用してくれないかなあ、このアイデア。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
census * 時事刻々 * 19:13 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

コウノトリ、巣立つ

兵庫で一昨年放鳥されたコウノトリが育てていたヒナが、ようやく無事巣立ったようですねえ。

一度絶滅してしまった種を人工増殖して野性に帰す試みは、アメリカなどでは既にいくつかの種で実績がありますが、日本ではこれが初めて。後に、あのトキの放鳥も控えているようですので、その成り行きはいささか気になっていました。まずは順調な滑り出しと喜んでいいようです。

TVニュースでは、巣を取り囲むたくさんのギャラリーの映像も流れ、野生動物の保護への関心を呼び起こすという意味でも、それなりの意義はあったように思います。

えっ、「それなりの意義」なんて言い方はひねくれてる?もっと、素直に喜べって?

人間、だんだん薹(とう)が立ってくると、なかなかそれが難しい。

深く背景を考えない日本のメディアでは、直ぐに「みんな、温かい目でヒナの巣立ちを見守りました」みたいな美談になっちゃいますが、放鳥されたコウノトリの元を辿ればいくつもの国からかき集めた外国産、2羽の親鳥にしたって、ついこの間までゲージの中で育てられていた放鳥個体。それを、「43年ぶりに野生のコウノトリが…」なんて言われても。

絶滅に至るには、生息に適した場所が失われてしまったという、環境の問題が大きな原因となっています。

放鳥場所の周囲に限れば、流石にうまく定着できるように色々な配慮がなされているようですが、巣立ったヒナは、いずれは他の場所に移っていきます。

農薬の使用こそ、最悪だった一時期に比べて改善はされているものの、コウノトリが普通に生活できるような環境がどの程度国内に呼び戻されているかと考えると非常に心もとないと言わざるをえません。

おいしいドジョウのたくさん取れる場所がうまく見つかるだろうか。晩婚化が進む現代社会で?、ちゃんと結婚相手を見つけることができるだろうか。野生のコウノトリとして定着するためには、餌場からほどよい距離に、好立地のマイホーム物件を見つける必要もあります。

逆に、生息域が乏しいまま、コウノトリが定着して国内に広がった場合を想定すると、今度は、生息場所や餌などの似た競合種を圧迫する心配も全くないではありません。

コウノトリやトキの人工増殖にすっかり味をしめたのか、今度は沖縄のヤンバルクイナも早々と人工増殖に取り組むことを、環境省が決めたそうです。(毎日新聞 07年6月28日)

ヤンバルクイナの減少については、原因としてマングースや交通事故の影響などが上げられていますが、やんばる地域周辺の開発も相変わらずストップがかからず、林道工事による赤土の流出の影響などでヤンバルクイナばかりか、周りのサンゴ礁への悪影響も心配されています。

開発による環境悪化を放置しておいて人工増殖で絶滅の回避を図るというのは、どう考えても筋の通らない話。北海道では釧路湿原も上流の開発で乾燥化が進み湿地面積が縮小しているそうで、いい加減頭を切り替えないと、お次はタンチョウと、延々人工増殖を繰り返すことになりかねません。

環境省ではもう一つ気がかりなニュースが流れてきました。

「ホタルを守り水環境の保全に取り組む「こどもホタレンジャー」の活動リポート募集」と言うのですが、募集するリポートの内容が、
・ホタルの観察や飼育などを通じた水環境保全全般の活動
・ホタルのエサとなるカワニナの生息状況調査
・昔、ホタルがいた場所の調査▽家や学校の周りの水を調べる
の3点。

どう考えても、ホタルの飼育や放流が活動のメイン。

ホタルの放流は、幼虫の餌となるカワニナが不足して「コモチカワツボ」という外来種が使用され、野生化したコモチカワツボが全国の河川に広がり、ゲンジボタルの繁殖への影響が懸念されています。(毎日新聞 07年6月24日

環境の番人の総元締めのはずの環境省自ら、懸念をより助長するような活動をぶち上げてもらっては、ホントに「何やってんの」って感じ。

「自然にホタルが戻ってくるような環境を取り戻しましょう」っていうなら話は分かります。ですが、メダカさえ絶滅が危惧されているような環境で、人工増殖による放流を繰り返して「環境問題に取り組んでます」っていうんじゃ、全くお話になりません。

コウノトリの放鳥も、「コウノトリが棲める環境を全国に」なんて運動とワンセットだったら、もう少し素直に喜べるんですがネエ。

幸い好意的に関心を寄せる方は増えたようですので、お馬鹿な環境省に期待するより「うちの田んぼにもコウノトリに来てもらおうか」なんて考えるお百姓さんが増えることを期待した方がいいかもしれません。

参院選で、あまりにも自民の負けっぷりが良すぎたもんだから、赤城さんのニュースで脇に追いやられちゃったのがネエ、ちょいと残念。もうちょっとタイミングを考えて巣立てくれたらよかったのに…。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
census * 時事刻々 * 16:49 * comments(0) * trackbacks(1) * pookmark

たまには音楽の話を

昨年春には、本当に久し振りにナゴヤドームで行われたローリング・ストーンズのライブへ。次の日からおよそ3日間、筋肉痛とノドの痛みという後遺症に悩まされたものの、昨年のメーンイベントの一つになりました。元来、反省があまり身に付かない性格。これに懲りるどころかすっかり味をしめ、年末のビリー・ジョエルのライブでは、先行予約が始まると同時に電話をかけまくるなど、すっかりはまってしまいました。

どちらもおじさん系なのは、先方もお年なので「機会のあるうちに見ておかないと」という考え。特にビリー・ジョエルは、エルトン・ジョンとのジョイントライブを見逃し、その後「もうロックからは足を洗う」なんて本人からコメントが出たりしてすっかり諦めていたので、チケットを手に入れただけで、もう、舞い上がっていました。結局、こちらの方は、時期的に母の入院と重なり、子供達が何とか行けるようにと一生懸命応援してくれたにもかかわらず、残念ながら不発に終わってしまいました。

以前、義父が亡くなった際は、初めてサッカーの日本代表がW杯の出場を決めたジョホールバルの試合のあった日と重なり、子供達と留守番をしていて、「さあ、ぼちぼち寝かせて、テレビ観戦を」というところで、携帯に呼び出しが入ったことを思い出だし、へんな巡り合わせも感じてしまいました。このジョホールバルは、その後「ビデオでもいいので一度は見てみたい」と思いつつ未だに果たせていません。

まあ、それはそれとして、ストーンズのライブは、やっぱ感激でしたネエ。

私等の世代は、ちょうど中学から高校へ進む辺りでレッド・ツェッペリンを聞いてガ〜ンとやられてしまった、いわばハードロック全盛世代。もう一世代前の団塊世代はビートルズ・ショックみたいなものがあったようですが、クリームやツェッペリンにのめりこんでいた高校生達にとっては、ビートルズの音楽はどちらかと言えばポップミュージックに近い印象で、女の子達がキャアキャア言いながら聞く音楽といった感覚(ビートルズ・ファンの皆様、申し訳ない)。私なんかも、ちゃんとビートルズを聴き始めたのは、かなりいい年になってからのことです。

参考までに、ツェッペリンのライブ映像で有名な映画「狂熱のライブ」を私が初めて見たときは、ビートルズ映画と同時上映でしたが、映画館に入ったとき、客席はそれらしい男連中がパラパラいるだけ。ツェッペリンの上映が終わった途端、その男連中は次の上映まで間を持たせるためバラバラと上映室を出て売店へ向かい、入れ替わりにそれまで外に待機していた女の子達がどっと上映室になだれ込む、といった感じでした。

ところがそんなツェッペリン狂いの男どもにとっても、ストーンズはちょっと特別な存在だったのです。音楽的にどうのという以前に、存在自体がかっこよかった。

今回のライブも、会場がドームということもあって音的にはちょっと、という部分もあったのですが、目の前でミックが跳びはね、お約束のタバコを加えた姿でリフを刻むキースを見ただけで、「う〜ん、満足」といった感じでしたネエ。

ロン・ウッズが「Paint It Black」のイントロを弾きだしたときは、メロディーを耳にした瞬間、正に涙がちょちょぎれんばかりの興奮状態に。

とにかく、これで長年遠ざかってきたライブの興奮の封印がとけてしまいました。今年前半はとても時間的な余裕はありませんでしたが、最近は若干落ち着いてきた気配もあるので、うまく機会があれば、またあのしびれる興奮を味わいたいと思っていますが、まずは、その前に、ちゃんと最後まで周りのペースについていけるだけの体力を蓄えなくては。

ライブに出かけてぎっくり腰で帰ってきたら、みっともないですからね。

名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
census * 時事刻々 * 23:47 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

ゲンジボタル:繁殖の危機

ネットのニュースを見ていて気になる記事を見つけました。

「ゲンジボタル:繁殖の危機」

環境問題が騒がれている影響もあってか、手っ取り早く自然回帰的な雰囲気を味わえる手段として「ホタルの放流」があちこちで行われていますが、そのあおりを食って、幼虫の餌となる「カワニナ」が手に入りにくくなるという事態まで引き起こしているそうです。

そのカワニナにそっくりな外来種の巻貝「コモチカワツボ」が生息域を広げていて、ホタル繁殖用に放流されたことが原因ではないか、というのです。

ホタルがこの「コモチカワツボ」を餌にして育つと、カワニナを餌とした場合の6分の1程度しか成虫まで育たないそうで、発光力も半減してしまうため、今のまま生息域を広げていくとゲンジボタルの激減に繋がる可能性があるようです。

地球温暖化の影響だと思われる異常気象の頻発が見られることもあって(近頃のお天気は、さながら異常気象のバーゲンセールのような様相ですが)、自然環境に関心をもつ方が増えたことは、嬉しいことではあるのですが、雰囲気に流されて、自然遺産に指定された途端大勢の観光客が殺到して却ってその地の環境に過剰な負担がかかってしまうなど、弊害も目立ちます。

ホタルの放流も安易にノスタルジックな雰囲気が味わえるため保護団体や自治体などが主体となって進めている地域もあったりするようですが、プチ自然体験のはずが逆に自然破壊に繋がりかねない面があります。

自然環境は複雑に影響が絡み合う中でバランスを保っていて、人間が持っている限られた科学知識の範囲で全てのことが計れるわけではありません。安易な干渉が思わぬ影響を引き起こすこともままあることです。

生物多様性条約という言葉を耳にしたことがあるかもしれませんが、現存する多様な生物を未来に残していく必要性が国際的な合意事項とされていて、日本もこの枠組みに参加しています。この多様性とは、「日本の中にもイグアナやマングースがウロウロしているような環境を作れ」ということではなく、あくまで「その地域に元々生息していた生物を後世に残そう」ということを目的としています。

例えば、今では絶滅危惧種となってしまったメダカなどは、外見は同じでも遺伝子レベルまで調べると地域ごとに細かく分かれていて、その遺伝子レベルの差異まで多様性の中には含まれています。

ニュースにある外来種の巻貝だけでなく、遺伝子レベルまで考慮に入れると、ホタル自体もよそでとった幼生を放流するわけですから外来種としての問題を引き起こす可能性も考えられます。

昨年は、人工増殖で数を増やしたコウノトリの放鳥が報道され、日頃そういったことに興味を持たない層にまで反響を呼びました。コウノトリに引き続きそう遠くない時期にトキの放鳥も行われるようです。

どちらも、国内から一度は絶滅した種で、自然界に呼び戻す動きは概ね好意的な評価を受けているようですが、先ほど採り上げたような遺伝子レベルの話で言えば、国内産のものは既に絶滅していますので、熱狂している方々に水を差す気はありませんが、あえて言えば外来種。

また、かつて絶滅に追い込まれた背景には色々な要因が絡み合っていますが、一番の要因は生息に適した環境が少なくなってしまったこと。一時期のようにむちゃくちゃな農薬の散布などは改善はされてはきているようですが、ある程度自然の中での繁殖に成功したにしても、国内各所で普通に定着できるほど環境が回復しているかというといくつも?が並んでしまいます。

コウノトリを自然に戻すためには、コウノトリの巣をみんなで見守って温かいまなざしを向けていればいいわけではなくて、彼らが自分達で生活していける環境を作ることが必要です。ということは、近くに残っているごく普通の田んぼや雑木林が生き物が生活していくことに適した状態にあるように保つことがコウノトリそのものを大切にすること以上に重要だという認識がどの程度あるのか、この放鳥計画からはイマイチ感じ取れません。

日頃忘れているかもしれませんが、人間も所詮は地球に棲む生き物の一つであることに変わりはないので、「多様な生き物が棲めるような環境を残すことは人間が生存していくためにも必要なことなのだ」という思想が、生物多様性条約の背景にはあります。

知恵を出し合ってホタルが棲めるような清流を取り戻し、結果的にホタルが戻ってくれたら、水槽で育ったホタルを外国産の餌と一緒に毎年のように放流するよりは、よほど素敵だと思うのですが、こういった考えが多数派の共感を呼ぶまでには、まだ少し?時間が必要なようです。問題は、残された時間がだんだん少なくなってきているように見えることですが。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
census * 時事刻々 * 20:52 * comments(4) * trackbacks(0) * pookmark

「不都合な真実」

映画を見ることができなかったので、書籍版の不都合な真実を買ってきて読んでます。

話題になっているのでご存知の方が多いと思いますが、アメリカの元副大統領アル・ゴア氏の書かれた本です。

私の年代だと、「ゴア」という名前を聞くと、つい「マグマ大使〜ッ!」と叫びたくなりますが、これは「また、しょーもない話を」と家族から非難を浴びそうなおじさんネタなので、聞き流して下さいませ。

まだ、道半ばできちんと感想を述べられるほどではないのですが、これまでの内容からは、やはり政治家のお話だけあってドキュメンタリーというよりは演説調かな、といった印象。ちょうど、つい先頃、「緑の家」とかいう自宅の改装が完成というニュースが流れたばかり。「平均の20倍も電気代のかかる家に住んでいる」と非難を浴びて慌てて改装したそうですが、紹介されていた内容が、「余熱を利用して暖めた温水をプールに溜めて」などとあって、「市民プールに行け」っと言いたくなるような。

まあ、ともあれ、干上がったチャド湖の写真などは改めて衝撃的ではあります。温暖化によって引き起こされた旱魃による飢餓が貧困や内戦等に拍車をかけ、それを温暖化の原因をまきちらしている国がしたり顔に批判する現実を見せられると、う〜んと考えこまされずにはいられません。

中で、オランダの研究に渡り鳥の飛来のピークは変化がないのに、孵化した雛の餌となる毛虫の発生のピークが半月以上早まっているため十分な給餌ができず、雛達が窮地に立たされている、というエピソードが紹介されています。

ちょうど、これとは全く逆の事例が、今年5月21日付けの朝日新聞で報道されていました。「日本で子育てをするコムクドリの産卵開始が、過去20年近くで2週間以上早まった」という研究結果が発表されたというのです。こちらも、「実を餌とするサクラの開花は9日ほどしか早まっていない」ということで、「このままズレが広がると繁殖のピンチになる」と結ばれています。

鳥達の渡りの時期は、その年の天候などによって多少ピークの時期がずれることはあっても、実際開始時期(初認)、終息時期(終認)等は3日もずれることはない、といっても過言ではないくらい。それほど微妙なバランスを保ちながら生存しているわけで、それから考えると、正に生存の危機と言えそうです。

身近な観察でも、4月前半からオオルリが見つかったり、10月後半にならないとアオジが渡ってこない年があったり、ライフサイクルのずれが感じられる事例が増えてきています。ヨーロッパの鳥類学者の中からは、「温暖化の影響で、鳥類の80%は絶滅させられる」という説も飛び出していますが、こういった事例を見ると、かなり信憑性を持って迫ってくる話です。

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census * 時事刻々 * 18:43 * comments(0) * trackbacks(1) * pookmark

ハリエンジュの実生

下は、ちょっと前に平和公園(名古屋市)で撮ったハリエンジュ(ニセアカシア)の写真。

ハリエンジュの花07年5月3日

アカシアの名前の付く樹木は何種かあるようですが、大昔(世話人がまだ子供の頃)憧れのお姉様だった西田佐知子さんが「アカシアの雨に打たれて・・・」と歌っていた「アカシア」は、このハリエンジュだそうです。(五木寛之さんのエッセイの受け売り)

公園内に植えられていたりして身近に見かける樹木ですが、昨年7月には「特定外来種に指定されるかも」と報道されて話題を呼びました。なんでも、国内の蜂蜜の半分以上は、このハリエンジュから採取されたものだそうで、いっせいに伐採されたりすると、養蜂業者が壊滅状態に追い込まれかねないそうです。

このハリエンジュに関して、以前当ブログで、「平和公園で実生が見つかり、おそらく餌として食べた鳥の糞から発芽したものでは」といった内容を取り上げたところ、ブログのコメントを通して北海道の研究者の方から「写真があったら提供して欲しい」と連絡を頂きました。生憎、手元に提供できるようなものがなくて(だから、ちゃんと記録を残しておくことが大切。なかなか教訓は身に付かないものです。)、「特に急ぎではないから」という確認だけで、延々とお待ちして頂く次第となりました。

以前は、猫ヶ洞池周辺などに何本も生えていたのですが、整地の際に伐採されたりして、いざ探してみるとあまり目に付かず、内心あせっていたのですが、春になって葉が出てくると、展望広場に上がる坂の途中辺りでらしい状態のものがたくさん見つかり、ようやく先月写真をお送りすることがかないました。

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census * 時事刻々 * 19:22 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark
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