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ツボカビ、被害拡大

心配していたツボカビの被害がジワジワ広がっているようです。

環境省の行なった全国調査から「ツボカビ:両生類被害が拡大 野生の7%感染 11月11日 毎日jp」という報道がありました。

全国から寄せられた野生カエルなどの試料523点のうち、7%にツボカビのDNAが検出されたそうで、それとは別に、動物園などの展示施設では調査対象の69%からツボカビが検出、これまでは感染の確認のなかったオオサンショウウオにも初めて感染が確認されたそうです。

検出されたツボカビのうち27%が特に強い病原性があるとされるA型で、全て沖縄に集中しているということで、カンムリワシやイリオモテヤマネコなどカエルを餌にする希少種が多いだけに、これからどのような形で影響が広がっていくのか、かなり気のもめる状態になってきました。

カエル・ツボカビ症はカエルなどの両生類が感染する病気で、人間に感染する心配はありませんが、感染力が強く致死率も高いので種によっては大半が死に至る事例もあり、オーストラリア、パナマなどでは特定の地域で種が絶滅するなどの被害が報告されているといいます。幸い今までのところ、国内の野生種でツボカビが原因と思われる死亡例は確認されていないようですが、調査のたびに影響が広がっているのが確認されるというのは、何とも不気味。いつかドカンと影響が広がるようなことがなければいいのですが。

それにしても、何度も言うように、野生生物の流入をもう少し管理することはできないものでしょうかネエ。これだけモノの出入りが激しい時代、ある程度は仕方がないにしても、あまりにも無節操に色々な動植物が入ってき過ぎるように思います。

「外来種の移入など昔からあることで、現在日本産と思われている植物も元を辿れば中国や南米などから入ってきたものがたくさんある。直ぐに遺伝子うんぬんを問題にするのは偏屈な考え」だとし、よく言われる「在来種の危機」に関しても、「むしろ環境破壊が原因で、外来種のせいにするのは問題の摩り替えだ」と主張する向きもあります。一概に否定もできないですが、明治の世とは入ってくる量も異なり影響の大きさも桁違いですから単純にその時代と比較はできません。また、環境に受け入れるだけの余裕がなくなってきているだけに、余計影響を無視することはできません。

問題の質は異なるものの、温暖化の影響などで熱帯性の強い毒性をもつセアカゴケグモにかまれる被害が広がっているなどのニュースも伝えられており、園芸植物やペットなどの安易な輸入が、単に在来種がどうのというよりも、もっと直接に人間に大きな影響を与えるような事態が発生しないとも限りません。

というより、昨今のニュースを見ていると、ワニを心配しながら川歩きをしなければならないような事態がそれほどとっぴな空想とは言えない状況。そうそう鷹揚に構えていてもよいのかとも思いますが、いかがなもんでしょうか。

名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
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