<< November 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
<< 平和公園(名古屋市)鳥類生息調査13年5月(2) | main | 平和公園(名古屋市)鳥類生息調査13年6月(1) >>

外来種がいっぱい

JUGEMテーマ:地域/ローカル


自治会の行事で足を踏み入れて、思ってたより近い距離にある事が分かり、ウォーキング・プラス・鳥見って感じで最近足繁く通うようになった小幡緑地(守山区にあるのとは違って尾張旭市内にある分園です)。

林内の一角にさほど大きくない池があり、アシも繁って雰囲気はいいのですが、冬場に立ち寄ってもあまりカモの姿も見かけず、カワセミはちょいちょい姿を見せるものの、後はウシガエルやアカミミガメが日向ぼっこしてる姿が目につくくらいで、生き物のいる気配があまり感じられません。

小幡緑地(尾張旭市)林内の池130525


釣屋さんの姿も見かけないので、魚がいない事も生き物の気配の薄い理由のひとつかもしれませんが、下の写真のように池全体がスイレンで覆われてしまっているのが大きいのではないかと。

池を覆うスイレン130513


花がキレイなんでファンも多く、確かに下の写真のようにピンクの花など見るとうっとりするのも分かりますが、このキレイな花がなかなかの曲者。
ピンクのスイレン130525


1枚目の写真のように池全体を覆ってしまい、放っておくと最終池の水が酸欠状態となってしまい他の生き物が生息できない環境を作り出してしまうようで、除去の方法としては、当地のように小さな池なら一旦水を抜いて根元から引き抜くのが普通ですが、池底にしっかり根を張っていてひと苦労だとか(名古屋市の池干し活動に参加して除去に取り組んだ体験者談)。

大規模に繁茂してるところでは、いちいち池の水を抜いて1本1本根っこを引き抜くのは無理なので、名古屋市では遮光シートで覆って除去する方法を試しているところですが、これも一度に広範囲を覆ってしまうと、池に生息する他の生物への影響が大きいため今のところ試行錯誤といった状態のようです。

周りの生態系に与える影響が大きくこんだけ除去にも苦労してるのに、「花が素敵だから」っていうんで安易に池に持ち込む方がいたり、除去に汗かいてる事に対して、「なんで抜いちゃうの〜〜っ!」と非難する声が上がったり、っていうのが辛いところ。

このスイレンに限らず、身の回りを見回すと、正に「外来種がいっぱい」(「ジブリがいっぱい」なら歓迎なんですが(笑))といった状態で、歩く機会の多い雨池、小幡緑地の状況で言うと、芝生地域で一番目につくのは、ムラサキツメクサ(アカツメクサ)。

ムラサキツメクサ


水辺で一番目立ってたのは、平和公園でも増殖に頭を悩ませてるキショウブ。

キショウブ130508


水面から頭を出してる岩や堤防上では、たいていミシシッピアカミミガメが日向ぼっこする姿が目に入ってくるし、

ミシシッピアカミミガメ130505


どこの水場に行っても鳴り響いているウシガエルの大合唱。

ウシガエル130602


雨池で釣り糸を垂らす釣屋さん達の後ろの土手には、オオキンケイギクの黄色い花が大量に繁茂、と言った感じで、

釣り場に繁茂したオオキンケイギク130526


目立つ動植物の大半は外来種、移入種って状態。

しかも、特定外来種の指定等で、何かと話題になる機会は増えてるのに、いっこうに衰える気配はなく、年々生息が広がってる感じで、気にしてみてると「これヤバくないかい!」と思わざるを得ない状態なんですが、もう少し危機感持ってもいいはずの行政の方々はイマイチ関心が薄い気が。

雨池では、芝生地域等周辺はきれいに草が刈られているのに、未だオオキンケイギクが繁茂してる柵の内側の土手だけはそのままの状態。例年、周辺は何度か繰り返し草刈が行われるのに、オオキンケイギクの生えてる辺りだけは、いつも花の時期が終わる時期まで草刈が行われないまま放置されてる。

最初は、「予算の都合か、作業の段取りの都合かな」と思っていたんだけど、気を付けて見ていると、他でも似たような傾向の場所がいくつかあるんで、「ひょっとしたら、花の咲いている間に刈り倒してしまうとクレームの電話がかかってくるのかも」と疑ってる(名古屋市はともかく、他所ではそういった例がままあるらしい)。

聞くところによるとこのオオキンケイギク、花が開き始めた頃に刈り倒しても、そのまま放置しておくとちゃんと種ができるところまで熟成するらしい。

と言う事は、除去するためにはよほど早目に刈り取ってしまうか、刈り取って直ぐに回収し焼却してしまう必要があるって事。花が終わり種が飛び散るまで待って刈り取るんでは極端な話、「保護してます」って感じにもとれるんですが。

折しも、今年の「生き物一斉調査」はオオキンケイギクを取り上げて「オオキンケイギク一斉調査」となってますが、これもとりあえず生育場所を調べるだけで、除去作業等は一切なしらしい。

昨年末の猫ヶ洞池の池干しの際は、やはりコイの除去で「かわいそう」っていうんでこちらが標的にされたり、ウソの情報まで流して非難されたりって事もありましたが、やはり「キレイ」とか「かわいい」「かわいそう」ってだけで、周りの生態系への影響を考えないのは困るわけで、クレームの電話は、行政の責任としてきちんとした情報を伝える機会ぐらいに考えてもらわないと困るんだけどねエ。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より

※ツイッターアカウント @dorasuky
census * 時事刻々 * 22:30 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

コメント

コメントする









トラックバック

このページの先頭へ