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外来種がいっぱい

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自治会の行事で足を踏み入れて、思ってたより近い距離にある事が分かり、ウォーキング・プラス・鳥見って感じで最近足繁く通うようになった小幡緑地(守山区にあるのとは違って尾張旭市内にある分園です)。

林内の一角にさほど大きくない池があり、アシも繁って雰囲気はいいのですが、冬場に立ち寄ってもあまりカモの姿も見かけず、カワセミはちょいちょい姿を見せるものの、後はウシガエルやアカミミガメが日向ぼっこしてる姿が目につくくらいで、生き物のいる気配があまり感じられません。

小幡緑地(尾張旭市)林内の池130525


釣屋さんの姿も見かけないので、魚がいない事も生き物の気配の薄い理由のひとつかもしれませんが、下の写真のように池全体がスイレンで覆われてしまっているのが大きいのではないかと。

池を覆うスイレン130513


花がキレイなんでファンも多く、確かに下の写真のようにピンクの花など見るとうっとりするのも分かりますが、このキレイな花がなかなかの曲者。
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census * 時事刻々 * 22:30 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

《東日本大震災》NPOへの支援も

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震災からはや1ヶ月が経ち、新聞などの報道もこれまでの経緯を振り返るものが目に付くなど内容が変わったのを感じます。ただ、未だに余震というにはあまりにも強い揺れの余震が連日のように続き、福島第一の原発事故も相変わらず安定とは程遠い状態のようで、まだまだ落ち着いたとは言い難く、新聞の紙面やテレビの画面に毒づいて家人に呆れられながら過ごす毎日が続いています。

着の身着のままで避難した方がたくさんみえますので、ようやく義捐金の仮払いの動きが出てきたのにはちょっとほっとしてますが、原発の影響などもあって被害の実態がいまだにつかめないままの地域があるなど、支給されるまでにはまだ時間がかかりそう。資金の方も阪神の時と比べればかなり多額のお金があつまっているようですが、被災者の数はそれ以上に多く、とりあえずの仮払い金の分にも届いていないような報道内容におもわず「う〜ん」(もっとも、新聞に取り上げられていたのは「日本赤十字社」と「中央共同募金会」に寄せられた分のみを集計した金額でしたが)。

震災への支援には、被災者に直接送られる「義捐金」を直ぐに思い浮かべますが、これとは別に、被災者支援のために活動するNPOやボランティア団体等に活動資金を送るための「支援金」があります。

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census * 時事刻々 * 14:35 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

震災でいろいろ考えるところが・・

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日頃あまりテレビを見ない世話人としては、これほどテレビにかじりついていたのは高校卒業と重なった浅間山荘事件いらいかも(育った時代がしれますが)。

被害の範囲がけた外れに広く津波特有の事情があるにしろ、いまだ十分支援物資の届かない避難所があったり原発も相変わらず一進一退を繰り返していたりで、気分的には通常モードに切り替えることができませんねエ。

阪神の震災の際は、まだ学習塾や工作教室を運営していた頃で、被災地の塾仲間で仲介してくれる方がみえ、学用品が不足しているという話を聞いて、つき合いのあった教材屋さんにお願いしたり生徒さんたちにも呼び掛けて、ノート、鉛筆などに加えて折り紙、画用紙やクレヨン等を送った覚えがありますが、今回はどうなんでしょうかねエ。

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census * 時事刻々 * 22:24 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

またぞろ熊騒ぎでしたねエ

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またまた昨年の話題で恐縮ですが、2010年は2007年に続き日本各地でクマの異常出没が話題になりましたねエ。

と他人事みたいに言ってますが、とっくに絶滅したはずの当愛知県、しかも瀬戸辺りでも捕獲されてるんで、どこかでバッタリてなこともあながちあり得ない話ではなくなってきて、流石にこれにはビックリしました。

メディアの報道では、今回もいろんな立場の専門家のコメントが紹介されていましたが、やはり主流は相変わらず「ドングリ不作説」。「日本中のどこを探してもまだドングリなんて生ってないだろ」って感じの夏場も出没騒ぎが起こってるのに「今年は、ブナやミズナラの実が・・・」って言われてもな、と思っていたら、「猛暑でジバチが不作」というコメントも。

「スギ、ヒノキの人工林ばかりになって」とか「里山の荒廃で」とか表現は少しずつ異なるものの、山の環境の変化による餌不足に理由を求めるコメントがやはり多かった。

ただ、スギ、ヒノキの人工林の割合がやたら多かったり、里山が放置されたり、といった話は何も今に始まったとこではなく、「説得力はイマイチ」と思っていたら、「鷲と鷹」の写真家、宮崎学さんから「クマの数が増えている」との異論が出てきて、やっと少しすとんと腹に落ちる見解が出てきた気が(残念ながら、全国レベルであまり大きく取り上げられることはなかったですが)。
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census * 時事刻々 * 21:41 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

ぴあサポートわかば会

本日は、ちょっと(かなり?)畑違いの話題です。

世話人の友人(といっても、まだ、うら若き乙女?)から、これまでメンバーの一員として活動してきた会が、新たにNPO法人を立ち上げたとの話があり、先日、顔を合わせた際にパンフレット等をもらってきました。

NPO法人の活動内容は、がん患者の「こころのケア」を中心とした相互サポート。

長年、人間蒸気機関車よろしく煙を吐き出し続けた身としては、まんざら他人事とも言えない内容。それに、何と言っても、おっさんにとって貴重なうら若き友人のことですので、さっと、スポンサーに名乗りを上げて援助できればカッコいいのですが、若干???資力が不足していることもあって、まずは身の丈に合った支援をということで、当ブログで紹介させて頂くことにあいなりました(ン?ちょっとしょぼ過ぎる?)。

会の名前は、  「NPO法人ぴあサポートわかば会」

詳細は、世話人の下手な要約よりは、会のホームページを見て頂くのが早いと思いますが、これまで既に、癒しのためのコンサートの開催やグループワークの実施など、十分な実績を既に積み重ねた上でのNPO法人設立ということで、これが、今まで以上に活動の輪が広がる良い契機となればよいのですが。

医療現場に限らず、「こころのケア」の領域は、ようやく必要性は認知されてきたものの、日本社会ではこれまであまり顧みられることのなかった領域で、その分対応の遅れの目立つ領域でもあります。

また、「がん」も、医療の進歩で以前のように治らない病気ではなくなってきていますが、治療の過程で患者の肉体にかなりの負担がかかる一方で、高額の治療費が必要だったり、治療期間が長期化して失職等に繋がり経済基盤が揺さぶられるようなケースも少なくないようで、そういった面も含めたケアが十分になされているか否かは、結果的に治療の効果を大きく左右する要因ともなりえます。

NPO法人としてこれをサポートしていこうとすることは、医療崩壊とか医療難民とかいった言葉が流行語のように使われる現状では、公的なシステムの充実は当面期待薄なので、とりあえず「市民レベルで、できることから」という現実的な選択でもありますが、むしろ、それ以上に「がん患者同士の相互サポート」というところがツボになる部分のような気がします。

人間、苦しい時には、ついつい、「なんで自分だけ」といった気持に陥りやすいもの。「自分だけじゃないんだ」ということを知るだけで、即回答にはつながらなくても随分気持が軽くなるものです。(これは、私たちも、親の介護で七転八倒していた際、何度も身に沁みて感じたところでもあります。)

NPO法人は、よからぬ輩の悪徳商法や官民癒着の隠れ蓑で名ばかりNPOが横行したことのとばっちりで税制の優遇措置を受ける際のハードルが高くなるなど、活動を持続させるのは以前にも増して大変なようですが、それは別にしても、日本の社会風土として、社会的活動というだけで眉をひそめて一歩引くようなところが、けっこう根強くありますから、その壁を打ち破る方がむしろ大変だったりするんですよね。

このあたりも、世話人としては、学習塾時代の不登校児の支援等々、それなりに身に覚えのあるところでもあり、おせっかいとは思いつつも、「勝手にPR」に乗り出すこととなった次第であります。

「がん」は死亡原因の3割以上を占め国民病と呼ばれたこともあるほどで、世話人に限らず、誰しも「明日は我が身」となる可能性大あり。とりあえず一度サイトを覗いてみて下さい。

そして、身近に関わりのありそうな方が見えたら、「こんな活動をしている会があるから」と伝えてあげましょう。

今のところ関わりのなさそうな方も、多少でも共感できるところがあれば、とりあえず、ご自分のサイトで取り上げて頂くとか、会話の端にさりげなく挟んで頂くとかで、周りの方にの活動を伝えてあげて頂ければと思います。

以上、今回は、いつもとは畑違いの「NPO法人ぴあサポートわかば会」のPRでしたが、せっかく、政権交代があったことでもあり、NPO法人も含めた市民レベルでの社会活動へもちょっとは違う流れができませんかねエ。「ボランティア=安くこき使える人材」っていう行政の感覚も、ぼちぼち変えていって欲しいものです(ついでに、私らの調査費も・・、って言ったら便乗し過ぎ?)。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
census * 時事刻々 * 16:16 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

とほほなニュース 2題

「重箱の隅をつつく」と言われそうなのを覚悟して、気になったニュースを2題。

一つ目は、
「坂本龍一氏とルイ・ヴィトン、「森再生」の協定調印」
とのニュース。

内容は、坂本龍一氏の提案から長野県小諸市の樹林を「ルイ・ヴィトンの森」として同社が「今後3年間にわたり、間伐や下草刈りなどの整備資金約1千万円を負担する。」というもの。

ニュースの内容は別にして、引っかかったのは下記の表現。

「小諸市内にある広さ約100ヘクタールの原生林が名実ともに生まれ変わる。」

『「間伐や下草刈り」をする「原生林」って、どんな原生林や?』と思いませんか。明らかにこれって人工林の間違いですよネエ。

報道自体に問題があるのは下記の「ホテイアオイ」のニュース。

『「外来」の薄紫の花見ごろ 三重・多気町 アサヒ・コム』

『ホテイアオイ:休耕田よみがえる 三重・多気 毎日jp』

朝日の記事には「地元の住民らが14年前、生態系の保全などを目的に休耕田を活用して作った。」とあります。

ホテイアオイは「窒素、リンを吸収しながら育つ」として水質改善の目的で池沼などに投入される例もあるようですが、繁殖力が半端ではなく、水面を覆いつくして酸欠を引き起こし魚の大量死を招いたり、冬にかけて枯れ草が腐って水質悪化を引き起こしたりして、各地で駆除に頭を悩ませている外来植物で、下記のニュースにあるように中国では深刻な環境被害がたびたび報道されています。

『三峡ダム湖にホテイアオイ発生、天敵利用の駆除準備』

他方、薄紫色の花に魅かれる人が多く、無断で放流したものが大増殖して問題を引き起こすこともたびたび。

「アサヒ・コム」の記事は、一応、「外来種」に関する記述があるのでまだしも、「ホテイアオイ」の放流自体が自然の回復に役立つかのような取り上げ方は、「いいかげんにしてちょ〜」と言いたくなりますねエ。

「もうちょっと、ちゃんと新聞読んだ方がいいんじゃあ・・」なんて、嫌みの一つも言いたくなるような記事が続いたので、ちょっと予定外の更新で殴り書きですが。


ついでのお知らせ。

「昔取った、なんとやら」で、下記のようなブログを立ち上げました。ちょっと、怪しいたくらみも考えているようないないような・・。

時間と興味がある方は、覗いてみて下さい。

「Uncle Kの“手造りおもちゃ”LAND」


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
census * 時事刻々 * 23:03 * comments(2) * trackbacks(0) * pookmark

ここにも後継者不足の波?

先日、この4月から始まる鳥の調査の事前説明会に久し振り(十ン年ぶり?もっと久々だったりして)に参加しました。

4年に一度ずつ実施されている調査で、もう何度も経験していることですので、調査の説明自体は何ということもなかったのですが、全然別のところでびっくりしちゃいましたねェ。

何に驚いたかというと、参加者の顔ぶれが十ン年前とたいして変わり映えがしないこと。もう一つ付け加えると、その日の参加者の中で行政のスタッフの方を除けば自分が一番若手と言っていいぐらいの年齢構成だったこと。後日、この話を別のところでしたら、その場に居合わせた方のほとんどが「えっ!」と声を上げて驚かれていましたが、あまり素直に驚かれても、「俺って、そんなに高齢かいっ?」とそれはそれで少々抵抗もあるんですが。

まあ、そんな個人的な話はさておき、4年に一度の調査ですから、もう何回か後を考えると正直「ちょっとヤバくないかい」って思っちゃいました。農業や伝統工芸ではよく出る話ですが、こっちもこっちで後継者不足の心配がありそうです。

かくいう当人も、かれこれ20年以上この種の調査を続けているので、「こういうふうに惰性でダラダラ続けているやつがいるから後継者が出てこないのかも」なんて思ったりもしますが、さりとて地位?を脅かすような若い人材も顔が思い浮かびません。(何の地位じゃ)

「地球温暖化」なんて言葉が普通に井戸端会議でポンポン飛び出し、エコを頭に乗せたイベント、商品などは氾濫気味とも思えるほど。自然環境に関心を持つ人が増え、バードウォッチングも、一時期のようにブームと騒がれるような状態ではないようですが、雑誌の特集やCMなどにも頻繁にカワセミなどが採り上げられており、昨年のコウノトリの繁殖などでもたくさんのギャラリーが登場したことなど考えると、それなりにすそ野はあるようです。

たまたま目にした範囲でのことなんで地域的な事情といった面もあるでしょうし、「俺のところは若いのたくさんいるよっ」ってな状況も当然あるとは思いますが、複雑な利害の絡む政治の世界などでも、政策を並べ立てるよりもワン・フレーズ、ツー・フレーズの短い言葉で聴衆受けするようなキャッチコピーを押し出す候補者の方が票を集めるような世相。人目を惹くようなイベント的なものや体験活動のようなものは興味を集めても、調査を重ねてデータを積み上げるような、効果のほどもはっきりしない活動には関心が薄れている傾向はあるのかもしれません。

同じ鳥の調査でも、私たちが行っているような観察結果を記録するものとは異なり、捕らえた鳥に標識を付けて放し渡りの経路などを調べる、標識調査(通常「バンディング」と呼んでいます)というものもあります。数が減っているとはいえ、広い地域を移動する膨大な数の渡り鳥を捕えて一羽ずつ番号を記した足輪を付け、偶然他地域で再度捕まるのを期待する、という、経済学的に考えると何とも効率の悪い調査ですが、個体識別の難しい渡り鳥の生態や移動経路などを調べるには他に方法がなく、その大半は手弁当のボランティアの手で行われています。

このバンディングを批判するサイトがネット上に広がっているというのを教えてもらい、私もいくつか覗いたことがあります。

「小さな小鳥を網にかけて捕まえ金属の足輪を付けたりするのはかわいそうだ」というのが根本の主張のようで、中には、夏鳥の減少の元凶のように扱っているところもあって、思わず苦笑。実際には先に述べた通り、ボランティア頼みで、それほどの影響力を発揮するほどちゃんとした体制にはほど遠く、偶然頼みのこととて、かなり熱心に取り組んでも運よく渡った先で再捕獲されるような例は年に何例も出ないのが実際のところ。

実際の調査活動は個々の調査者任せなので問題のある事例が起きる可能性も考えらないことはありませんが、まんいち保護活動を行う必要が出てきたときに、生態の分かるような記録がないと対策の施しようもないわけで、「網にかかった小鳥の姿がかわいそう」という方ばかりに目が行き、そういった視点が全く抜け落ちていては、単なる感情論に終わってしまいます。

松枯れが問題になったときに、「松林の保護」と称して国の施策として保全の網をかけたところ、元々やせ地を好む松にはこれがまったくの逆効果で、よけいに衰退を速めてしまった、という笑えない冗談のような例もありますが、現在も、クマやシカ、イノシシなどの野生動物に対して、よく実態もつかめないまま農業被害などを理由に駆除が進められようとしてます。

最近では、環境への配慮が当たり前のようになってきて経済活動への影響が大きくなってきた反動か、都合のよいデータだけをつなげて「環境問題のウソ」みたいな主張を繰り広げる書籍も増えてきているようですが、ちゃんとしたデータの蓄積がないとこういった主張に反論できないばかりか、逆にやすやす丸め込まれてしまいかねない心配もあります。
そういった面からも、若い層からの関心が薄いのは淋しいものがあります。

なんて並べてくると、いかにも高尚な考えで調査に取り組んでいるようですが、実際大半の調査者の方はそうなんでしょうが、少なくとも私の場合、調査を続けている理由の8割方は、単に断るのが下手なのと区切りをつけるのが苦手でダラダラ惰性に流されやすい性格。

そして、一番の重要ポイントは出かける口実になること!堂々と仕事をさぼれますからねェ(この部分、非公表です)。

ただ、こまめに観察を続けていると、ちょいちょい思わぬご褒美にありつける役得?もそれなりにあるんですよね。予想外の出会いだったり、持続して見ていることで初めて見えてくることもあったり。

そういった部分を積極的に伝えるような方法を真剣に考える必要はあるのかも。

そのためというわけでもありませんが、現在我がセンサスグループでは、平和公園の調査の20年分の記録をまとめています(はは、うまく話がつながった)。

「たまには売れ行きのよくなりそうな内容の本を」という世話人の提案はあっさり却下されて、どんどん地味な内容に追い込まれてますが、その分、資料としては中身の濃いものが期待できそう(かな?)。

まだ、完成はかなり先になりそうな雰囲気ですが、完成したら売上にご協力お願いしますね。よろしく。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
census * 時事刻々 * 08:37 * comments(4) * trackbacks(1) * pookmark

クマの出没、激減

昨年度は全国各地で被害を引き起こしたびたびニュースになったクマの人里への出没が、今年度は状況が一変、その激減ぶりがニュースになっています。(「人里へのクマの出没激減」 asahi.com 2008年01月17日)

テレビ、新聞等の報道では、「ミズナラ等の木の実が豊作で、エサを求めて人里へ下りるクマが少なかったのでは」といった、研究者の談話が紹介されていました。

確かに、ナラやブナの仲間は、何年か周期で豊凶を繰り返し、世話人の専門である?鳥の方でも、今年はカケスがさっぱり姿を見せず、他の冬鳥達も姿が少なかったり飛来が遅れていたりするものが多く、クマと同様、山の方でエサとなる木の実が多く残っていることが理由として語られていますので、結論としてはその辺りに落ち着くのが、妥当なのでしょう。

しかし、運悪くクマと遭遇した人が襲われる事件が頻発したこともあり、昨年度は1年間でなんと4,340頭が駆除されています。もともと、国内の野生のクマの生息数は、はっきり把握されておらず、10,000から15,000頭ぐらいとされ、中には5,000頭とする説もあったぐらいですので、最大に見積もって15,000頭ぐらいだったとしても、およそ三分の一が1年で殺されたことになります。10,000頭とするとほとんど半減状態。

そう考えると、ひねくれた世話人などは、「激減は「人里への出没」じゃなくて生存するクマの数じゃあないのか」なんて直ぐに思っちゃいますが、こんな発想は一般的ではないのでしょうかネエ。

朝日の記事では、似たようなC・W・ニコルさんの談話が添えてありましたが、環境省辺りでそういった観点からのアクションがまったく見られないのが、なんとももどかしい気がします。

穿った見方をすれば、木の実が豊作だといわれていることにしても、「大口消費者にあたるクマの数が減って、たくさんの実が残っているので、豊作に見えるだけじゃないの?」といった考え方もできないわけじゃあないでしょう。

参院選の惨敗みたいに、よほど自分達が切羽詰った状態に追い込まれないとややこしい問題は先送り、といった体質は、年金や肝炎などでしっかり実証済みですから、「はっと気付いたときには手遅れ」といったことにならなければいいのですが。

野生動物に関しては、クマばかりではなく、シカやイノシシなどでも食害が問題になるなど、生息環境の面も含めて人間との共生のあり方が問題となっていますが、どれもしっかりした生息状況すら把握できていないまま、もぐら叩きのように対症療法が繰り返される状況が続いています。ぼちぼち、本格的にきちんとしたデータに基づいて管理できる体制を整えていかないとヤバいのではないでしょうか。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
census * 時事刻々 * 11:26 * comments(0) * trackbacks(1) * pookmark

カメネットワークジャパン

11月のセンサスの途中で珍しく在来種のクサガメを観察し、このブログでも採り上げましたが、たまたま年末の朝日新聞のニュースに、在来の淡水カメの生息状況について全国調査を実施する「カメネットワークジャパン」の活動が採り上げられていました。(「日本の淡水性カメ、絶滅の危機 NPO、実態調査へ」 asahi.com 07年12月31日)

河川や湖沼の護岸工事の影響等で繁殖や越冬が困難になっている上に、平和公園でもおなじみのアカミミガメに代表される外来種に押されて、在来の淡水カメも存続が危ぶまれる状況に追い込まれているようです。海ガメの方は保護のための追跡調査のシステムが既に出来上がっていますが、淡水ガメについてはこれまでそのような動きがなかったことから、「同様のシステムを立ち上げるきっかけにしたい」ということで、まずその第一歩として広く情報の提供を呼びかけています。

外来種の影響も気になりますが、昆虫などでも問題になっているように、飼育していた在来種が河川等に放されて元々は生息していなかった地域に紛れ込み、在来種どうしの交配で交雑固体が発生するなど、どこまで行っても同種の問題が起こっているようです。

カメネットワークジャパンサイトでは観察記録の報告フォームから記録を送ることができるようになっていますので、何らかの情報をお持ちの方がみえたら、ぜひ、送ってあげて下さい。

と言いつつ、本人は、なかなか行動が伴わず、まだ報告できていませんが。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
census * 時事刻々 * 18:06 * comments(0) * trackbacks(0) * pookmark

ツボカビ、被害拡大

心配していたツボカビの被害がジワジワ広がっているようです。

環境省の行なった全国調査から「ツボカビ:両生類被害が拡大 野生の7%感染 11月11日 毎日jp」という報道がありました。

全国から寄せられた野生カエルなどの試料523点のうち、7%にツボカビのDNAが検出されたそうで、それとは別に、動物園などの展示施設では調査対象の69%からツボカビが検出、これまでは感染の確認のなかったオオサンショウウオにも初めて感染が確認されたそうです。

検出されたツボカビのうち27%が特に強い病原性があるとされるA型で、全て沖縄に集中しているということで、カンムリワシやイリオモテヤマネコなどカエルを餌にする希少種が多いだけに、これからどのような形で影響が広がっていくのか、かなり気のもめる状態になってきました。

カエル・ツボカビ症はカエルなどの両生類が感染する病気で、人間に感染する心配はありませんが、感染力が強く致死率も高いので種によっては大半が死に至る事例もあり、オーストラリア、パナマなどでは特定の地域で種が絶滅するなどの被害が報告されているといいます。幸い今までのところ、国内の野生種でツボカビが原因と思われる死亡例は確認されていないようですが、調査のたびに影響が広がっているのが確認されるというのは、何とも不気味。いつかドカンと影響が広がるようなことがなければいいのですが。

それにしても、何度も言うように、野生生物の流入をもう少し管理することはできないものでしょうかネエ。これだけモノの出入りが激しい時代、ある程度は仕方がないにしても、あまりにも無節操に色々な動植物が入ってき過ぎるように思います。

「外来種の移入など昔からあることで、現在日本産と思われている植物も元を辿れば中国や南米などから入ってきたものがたくさんある。直ぐに遺伝子うんぬんを問題にするのは偏屈な考え」だとし、よく言われる「在来種の危機」に関しても、「むしろ環境破壊が原因で、外来種のせいにするのは問題の摩り替えだ」と主張する向きもあります。一概に否定もできないですが、明治の世とは入ってくる量も異なり影響の大きさも桁違いですから単純にその時代と比較はできません。また、環境に受け入れるだけの余裕がなくなってきているだけに、余計影響を無視することはできません。

問題の質は異なるものの、温暖化の影響などで熱帯性の強い毒性をもつセアカゴケグモにかまれる被害が広がっているなどのニュースも伝えられており、園芸植物やペットなどの安易な輸入が、単に在来種がどうのというよりも、もっと直接に人間に大きな影響を与えるような事態が発生しないとも限りません。

というより、昨今のニュースを見ていると、ワニを心配しながら川歩きをしなければならないような事態がそれほどとっぴな空想とは言えない状況。そうそう鷹揚に構えていてもよいのかとも思いますが、いかがなもんでしょうか。

名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
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