平和公園(名古屋市)の工事が始まりました
いよいよ平和公園の工事が始まりました。
公園内で行われる工事で「いよいよ」という気持ちになること自体、新鮮なものがあります。
これまで公園内の工事と言えば、ハギが生い茂った土手が敷石に置き換えられたり、両脇にヒヨドリジョウゴが咲き湧水が作った水場で小鳥たちが水浴びをしていた脇道が、金属製のフェンスに挟まれたアスファルトの舗装路に変わった姿を見て、切ない嘆息を漏らすのがお決まりのパターン。
言ってみれば、トンボやカエルのために行政の予算が使われるようなもんですから、計画作りの段階から参加していたとはいうものの、慣れていない分、ドキドキ感があります。
射撃場跡地の散弾による鉛汚染が予想外に広範囲に広がっていることが判明したり、途中で市長さんが交替されて計画自体の見直しが行われることになったりして、流動的な部分はありますが、とりあえず、今回の工事では、新池側の入り口から東西に延びる中道沿い(谷戸地)で、西の端、これまで仮設ハウスで里山の家が設置されていた箇所に、森づくりの活動拠点に案内所、休憩所等の機能をプラスした形で新たに里山の家を建設。もう少し、東に入ったあたりに炭焼きの窯を設置するためのスペースを造成。
中道反対側の東の端、現在パンパースの生えている辺りには、溜め池を復元、東西に流れる小川を造って、人工的に生き物の生息のための水辺を増やすと同時に、谷戸の中央に広がる湿地や復元を予定している水田に周年一定量の水を供給できるようにすることなどが予定されています。
先日、行政側(市と建設会社それぞれの担当者さん)、市民側(森づくりの会の皆さん、アンド、お邪魔虫の世話人等)で、現地を歩きながら工事の説明を伺い、細かなすり合わせをする機会がありました。
以下は、そのときの様子。
東邦高校側の市民の森入口には、下のように工事開始を知らせる看板が設置されました。

溜め池が造成される予定のパンパースの周りも、写真のようにフェンスで囲まれていました。

パンパースのすぐ西側、谷戸への入り口部分です。どんな感じで小川ができるか、想像できますかネエ。

当日の立ち会いの様子。

「小川は、できるだけ直線ではない方が」
「シュロは全部切り倒して、後々復活しないよう切り株に切れ込みを入れて」
など、細かい確認や注文が飛び交いました。
既に整地の準備の草刈りなどはかなり進んでいて、立ち会いの間にも、ちょうど炭焼き広場のできる辺りで、以前、森づくりの会の皆さんが苦労して刈り取りを行っていた竹林が、重機であっというまに伐採されるところに遭遇。あまりのあっけなさに、「あの苦労した時間は、何だったんだ」と、ぼやく声も聞こえました。
下の、ブロックで仕切られた部分より向こうは、以前、建設現場の残材が捨てられていた場所。
今回の工事では、盛り土をした上で広場を造成、農作業の道具などを入れる倉庫が脇に設置される予定です。

周りの樹木が育って、たくさん水を吸い上げるため湧水が細り、湿地の乾燥化が進んで、当地の自然に関わってきた方の多くが危機感を抱いていました。(世話人も、日頃、コーヒーがぶ飲みですぐになくなってしまうことから、配偶者に「この前買ってきたばっかりなのに」と非難されてますが、平和公園の樹林でかなりの割合を占めるコナラも水をがぶ飲みするタイプらしいです)
溜め池や小川の造成で、湿地の衰退にストップがかけられると同時に、水生昆虫やトンボなどの生態系が広がることも期待できそうです。
今回の工事は、公園整備のため市によって買い上げられ、耕作されないまま放置されていた耕作地の再生にもつながるもので、こちらも期待するところが大きいです(もっとも、どのように維持管理を進めるのかという肝心のところは、まだまだこれからですが)。
水辺の生き物の生息を目的とした冬水たんぼ(冬場も水路や田の一部には水たまりの残る昔ながらの水田)はもちろんですが、かつて畑だった場所がすっかりクズなどに覆われ、周りの樹林も、下草が刈られないまま、周囲をササ藪に囲まれて、ササ藪等の繁みを好むウグイスが目立つようになった反面、毎年繁殖が確認されてきたモズの繁殖記録が絶えて久しく、モズを含む草原性の鳥達の存在感が年々薄くなっていた心配が解消される可能性が高いのです。
工事が進んでくると、またいろんな声が飛んできそうですよね。
これについては、根気よく、工事の趣旨や目的を説明して分かって頂く方を増やすしかないですね。また、それが生物多様性の本質を理解してもらうことにも繋がることなので。
先日も、
「茶畑の一部に、肥料として敷きこむ草を刈るための敷地(草場というのだそうです)があり、どこそこの茶畑では、今でも毎年そこで草を刈り取って茶の木の周りに敷きこんでいて、その草場に希少な在来植物がたくさん生育しているのが見つけられた」
みたいな記事をどこかで読んで、どこかにメモった覚えなのですが、どこを探しても見つかりません。
新聞だったか、WEB上だったかも定かでなく・・。
平和公園ばかりでなく、こちらの整理ももうちょっと考えないと。
名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
公園内で行われる工事で「いよいよ」という気持ちになること自体、新鮮なものがあります。
これまで公園内の工事と言えば、ハギが生い茂った土手が敷石に置き換えられたり、両脇にヒヨドリジョウゴが咲き湧水が作った水場で小鳥たちが水浴びをしていた脇道が、金属製のフェンスに挟まれたアスファルトの舗装路に変わった姿を見て、切ない嘆息を漏らすのがお決まりのパターン。
言ってみれば、トンボやカエルのために行政の予算が使われるようなもんですから、計画作りの段階から参加していたとはいうものの、慣れていない分、ドキドキ感があります。
射撃場跡地の散弾による鉛汚染が予想外に広範囲に広がっていることが判明したり、途中で市長さんが交替されて計画自体の見直しが行われることになったりして、流動的な部分はありますが、とりあえず、今回の工事では、新池側の入り口から東西に延びる中道沿い(谷戸地)で、西の端、これまで仮設ハウスで里山の家が設置されていた箇所に、森づくりの活動拠点に案内所、休憩所等の機能をプラスした形で新たに里山の家を建設。もう少し、東に入ったあたりに炭焼きの窯を設置するためのスペースを造成。
中道反対側の東の端、現在パンパースの生えている辺りには、溜め池を復元、東西に流れる小川を造って、人工的に生き物の生息のための水辺を増やすと同時に、谷戸の中央に広がる湿地や復元を予定している水田に周年一定量の水を供給できるようにすることなどが予定されています。
先日、行政側(市と建設会社それぞれの担当者さん)、市民側(森づくりの会の皆さん、アンド、お邪魔虫の世話人等)で、現地を歩きながら工事の説明を伺い、細かなすり合わせをする機会がありました。
以下は、そのときの様子。
東邦高校側の市民の森入口には、下のように工事開始を知らせる看板が設置されました。

溜め池が造成される予定のパンパースの周りも、写真のようにフェンスで囲まれていました。

パンパースのすぐ西側、谷戸への入り口部分です。どんな感じで小川ができるか、想像できますかネエ。

当日の立ち会いの様子。

「小川は、できるだけ直線ではない方が」
「シュロは全部切り倒して、後々復活しないよう切り株に切れ込みを入れて」
など、細かい確認や注文が飛び交いました。
既に整地の準備の草刈りなどはかなり進んでいて、立ち会いの間にも、ちょうど炭焼き広場のできる辺りで、以前、森づくりの会の皆さんが苦労して刈り取りを行っていた竹林が、重機であっというまに伐採されるところに遭遇。あまりのあっけなさに、「あの苦労した時間は、何だったんだ」と、ぼやく声も聞こえました。
下の、ブロックで仕切られた部分より向こうは、以前、建設現場の残材が捨てられていた場所。
今回の工事では、盛り土をした上で広場を造成、農作業の道具などを入れる倉庫が脇に設置される予定です。

周りの樹木が育って、たくさん水を吸い上げるため湧水が細り、湿地の乾燥化が進んで、当地の自然に関わってきた方の多くが危機感を抱いていました。(世話人も、日頃、コーヒーがぶ飲みですぐになくなってしまうことから、配偶者に「この前買ってきたばっかりなのに」と非難されてますが、平和公園の樹林でかなりの割合を占めるコナラも水をがぶ飲みするタイプらしいです)
溜め池や小川の造成で、湿地の衰退にストップがかけられると同時に、水生昆虫やトンボなどの生態系が広がることも期待できそうです。
今回の工事は、公園整備のため市によって買い上げられ、耕作されないまま放置されていた耕作地の再生にもつながるもので、こちらも期待するところが大きいです(もっとも、どのように維持管理を進めるのかという肝心のところは、まだまだこれからですが)。
水辺の生き物の生息を目的とした冬水たんぼ(冬場も水路や田の一部には水たまりの残る昔ながらの水田)はもちろんですが、かつて畑だった場所がすっかりクズなどに覆われ、周りの樹林も、下草が刈られないまま、周囲をササ藪に囲まれて、ササ藪等の繁みを好むウグイスが目立つようになった反面、毎年繁殖が確認されてきたモズの繁殖記録が絶えて久しく、モズを含む草原性の鳥達の存在感が年々薄くなっていた心配が解消される可能性が高いのです。
工事が進んでくると、またいろんな声が飛んできそうですよね。
これについては、根気よく、工事の趣旨や目的を説明して分かって頂く方を増やすしかないですね。また、それが生物多様性の本質を理解してもらうことにも繋がることなので。
先日も、
「茶畑の一部に、肥料として敷きこむ草を刈るための敷地(草場というのだそうです)があり、どこそこの茶畑では、今でも毎年そこで草を刈り取って茶の木の周りに敷きこんでいて、その草場に希少な在来植物がたくさん生育しているのが見つけられた」
みたいな記事をどこかで読んで、どこかにメモった覚えなのですが、どこを探しても見つかりません。
新聞だったか、WEB上だったかも定かでなく・・。
平和公園ばかりでなく、こちらの整理ももうちょっと考えないと。
名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
















