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田んぼの工事

JUGEMテーマ:地域/ローカル


2月の調査の際に、田んぼの造成工事の様子を確認してきましたので、ご紹介しておきます。一応、3月中に完成の予定なので、現在は、もうずっと進んでいると思いますが。

田んぼの場所は、芝生広場の先、展望広場へ向かう坂道を通り越した辺り。

田んぼの造成A10年2月21日


畔の基部にコンクリート・ブロックが敷かれているのは、湿地側に田んぼの水が流出しないための処置だと思いますが、ちゃんと確認したわけではありませんので、機会のあるときにまた確認してみます。

田んぼの造成B10年2月21日


田んぼの造成C10年2月21日


完成時には3面の田んぼが棚田風(「〜風」とつけなければならないところがイマイチではありますが)に並ぶ予定。

鉛汚染の影響で田んぼの位置が湿地の上に変更されたことで、現在、せっかくの水路の水が湿地側へは供給されない状態にあります。今回の工事で私も含めた市民側の主目的は、湿地の水量の確保であったことから、田んぼの造成で湿地の乾燥化が進むようではまさに「本末転倒」。これを解消するため、田んぼの上流に湿地側へもある程度の量の水が流れ込むよう、分岐の水路を作って頂くようにお願いしてあります。

やっぱり、田んぼ、畑がセットになっての里山ですから、全体に箱庭(庭園?)風な雰囲気は気になるものの、耕地が確保されることで、単に水場が増えるといった以上の意味があるとは思います。

また、今後の運用状態も含めて順次報告させて頂こうと思います。


下池手前にできた湿地は、現在カラスのたまり場と化し、水を飲んだり、水浴びしたり、毎日賑やかに群れ集う様子が観察できます。

湿地のカラス10年2月21日


水浴び中のカラス10年2月21日


ここから下池周囲にかけて、午後も2時、3時といった時間帯になると、30、50といった羽数に(午前中の調査の時間帯にはそれほどでもないのが不幸中の幸い?)。

下池周りがあまりにもだだっ広い平地になったので、半分程度砂利でも入れて河川敷風にしたてればコチドリあたりが狂喜するだろう、というアイデアが頭をかすめたものの、「誰も賛同しないだろうな」と、提案は控えていたのですが、これだけカラスが集まっていては所詮無理な考えだったようです。

下は、周囲のシートが外された建屋の工事の様子。右奥が新「里山の家」で、左手手前は農機具などを置くための倉庫。

里山の家10年2月21日


一応屋上緑化よろしく、屋根上に芝が敷かれています。「実生でハリエンジュなどが生えてこなければよいが…」といらぬ心配もしておりますが、今後どのように馴染んでくるか気になるところです(もちろん、運営も含めて〕。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
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平和公園(名古屋市)鳥類生息調査10年1月

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毎月第三日曜日の平和公園鳥類調査ですが、今月は遅め日程の21日に行いました。

事前の予定では、朝方冷え込むものの出発後はグングン気温が上がり、渡り前のシロハラ、アオジ等が一心に道路端で餌を啄ばむところが見えるはずだったのですが、何事も予定通り運ばないのが世の常。

澄んだ青空が広がるところまではシナリオ通りだったのですが、朝の冷え込みが厳し過ぎたのかなかなか気温が上がらず、切れ目なく姿を見せてくれるヒヨドリやメジロも1羽2羽の単発ばかりで、「次々に」という形容よりは「ぽつりぽつり」といった形容がぴったりくるような塩梅のまま森コースは完了。

「滑り出しが不発の日は、終わりがけに福が待つ」というジンクスに一縷の望みを繋いで猫ヶ洞池に移動。

この辺りでようやく気温が上がり始めると、シジュウカラの囀りが聞こえたり、目の前にメジロが飛び出してきたり、手のひらを返したように鳥たちの動きも活発になるから、現金なものです。

婚姻色で見事に頭髪の白くなったカワウ(通称「しらがウ」と呼びます)を眺めながら猫ヶ洞池の池端に沿って進むと、ベルマウスの先のブッシュで横枝にとまったカワセミを発見。

すっかり勢いを増した日差しに日向ぼっこを決め込んだのか、鮮やかなコバルトブルーの背中を見せて、身近に騒ぐ観察者を気にも留めず寛いだ姿をじっくり眺めさせてくれて、これがこの日のハイライトとなりました。(よほど、日差しが気持ち良かったのか、それとも、食後の満腹状態だったのか、一通り池周りのカウントを終えて戻る際も、まだ同じ場所に留まっていましたからねエ)

カモたちはこの日もアシの陰に隠れたままでしたが、あちらの塊、こちらの塊を繋ぎ合わせるとソコソコの数になりましたから、死角になって見えない連中がいることも考えると、まあ、平年並みにはこのシーズンもやって来てくれたようです。

開花宣言は早かったものの、その後冷え込む日が続いたためか、梅林は、白梅紅梅ともに、蕾は膨らんでいるものの、花弁の開いたものはまだポツリポツリといった感じ。

梅林10年2月21日


ハンノキ湿地はこの日も満水。

ハンノキ湿地10年2月21日


猫ヶ洞池の方は、満水とまではいかないものの、水量は多めでした。

猫ヶ洞井池10年2月21日


下は、池の灌木に上がって寛ぐカワウ。

カワウ10年2月21日



双眼鏡で見ると間近なカワセミも、世話人のしょぼいデジカメの画像ではこんな調子です。

カワセミ10年2月21日


猫ヶ洞池周辺のセンダンはすっかり実がなくなって、メジロやシジュウカラはハリエンジュの実を突いていました。

ハリエンジュ10年2月21日


以前、ご連絡を頂いた研究者の方のお話では、ハリエンジュの実には、鳥のお腹で消化できる成分はないらしく、どのような理由で鳥たちが餌にしているのか分からないそうですが、食べられるハリエンジュの側からすると、鳥の嘴で傷を付けられた実でないと種子が発芽しない、ということで、鳥のお腹を通ってあちこちに実がばらまかれるのは、実生で仲間を増やすためには極めて好都合なようです。

まさかダイエット食とも思えませんが、シジュウカラあたりはけっこう好物なのか、よく突いているところを見ますので、こちらには分かっていないだけで、何かの共生関係があるのでしょうね。

谷戸の工事は、田んぼの造成が始まりました。

また、そのあたりは、日を改めて。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
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平和公園(名古屋市)鳥類生息調査10年1月

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2010年最初の平和公園鳥類調査は、17日の実施。21世紀も10年代に入って一区切りといった感じもありますが、調査の方は、それとは関係なく「寒かった!!」

風がなかったのがせめても、といった感じでしたが、やはり上々のお天気の割に参加者はやや少なめ。

得意の鳥見の法則(「世話人が出かけたくなる陽気の時は、鳥たちも元気」という、長い経験から導かれた定理です)からいうとちょっと心配な状況だったのですが、幸い、先月に引き続きメジロ君たちが元気。しかも、この日は、どこかでどかっと大群に出会う、というよりは、行く先々で満遍なく登場、といった感じで(言葉を変えれば、「ややだらだらと」といった感じにも取れますが・・)、とりあえず、市民の森コースを歩いている間は、ほぼ切れ目なく目を楽しませてくれました。

秋の渡りの初め頃には一旦賑やかしてくれたものの、年末近くまでは暖冬気配だったためか、その後存在感の薄かったシロハラも、あちらこちらで声が聞こえるようになり、何度かは姿の方もバッチリ拝ませて頂けました。数が増えず気になっていたアオジも、数はそれほどでもないものの、何度か道路上や目に付く枝先に出てきてくれて、人気を取ってました(秋に渡ってきた直後は、地味な色合いが濃いですが、この時期になると羽の艶が増して、こころなしお腹のグリーンも鮮やかになるんです)。

何年か前までなら、10月の末から11月初め頃が移動の期間で、11月も半ばを過ぎるとその冬の冬鳥たちのメンバーがだいたい固まっていたのですが、まだ、印象に過ぎない段階ではあるものの、うろちょろ越冬場所を決めかねる流動的な時期が長くなり、定着する時期がずれてきているような気がします。カケスが今年も不作の気配で、アオジも数がイマイチのままと、ご近所の山から下りてくるメンツがそろって個体数を減らしているのも気になるところ。

「やっぱり、気候変動の影響ですかねえ?」と聞かれると「そうですねエ」と唸るしかないですが。

1年前はカラカラに干からびていたハンノキ湿地は、この日もマズマズの水量。

ハンノキ湿地10年1月17日


ただし、カシナガ被害でナラ枯れとなった樹木がバッサリ伐られて、周りがスカスカなのがなんとも情けない。

この日は、新たにやはり湿地周りのあちらこちらで、やはりカシナガがらみといった感じで、バッサバッサと伐り倒されているところに遭遇。

樹木の伐採跡10年1月17日


昨年、東山公園で枯れ枝が落下して来園者が怪我をする事故があったこともあり、当地でも危険木排除ということで、伐採予定の木や枝を刈り取る予定の木にはテープが巻かれてある程度覚悟はしていたものの、選定対象の木がなかったはずの場所も伐り倒されていたり、場所によっては、「もののついで」といった感じでひとまとまりの区域がバッサリ伐られていたり。

伐採跡の見た目も、台風直後に倒木があちこち転がっている、といった感じで、「森の手入れ」とはかけ離れた印象が流石に気になり、調査後に、森づくりの会の方へ確認。

後日談とはなりますが、森づくりの会の方はこちら以上に騒ぎになっていたようで公園側から説明をうかがう集まりに飛び入りで参加してきました。

一応、「カシナガ被害への対応も兼ねて」という前フリはあったものの、「倒木の危険のある樹木の伐採」が主ということで、「多少でも倒れる危険のありそうな木は現場作業者の判断で伐採した」との説明に、説明を聞いた側の一同「やっぱりな」といった感じ。

「運び出して処理するまでの予算はないため、伐り倒した木は現状のまま」との説明に、森づくりの会の側であまり予算をかけずに処分できる方法をいくつか提案して、一応当日は「再検討」の回答を頂き、今の時期は枯れてしまっている印象でも春になれば再度新し葉が出て再生しそうな木まで伐り倒された可能性が高いので、「今後は、見極めのつきやすい時期に選定した上で伐採する」ことと、森を維持する上で「残して欲しい木」が伐採されないよう、テープを巻くなどで事前に市民側も確認した上で伐採を行ってもらうようお願いしてきました。

これは、私も初耳でしたが、カシナガ被害に遭って枯れたように見えても、翌春には再生する木もあるそうです(盛んに樹液を出している木は、まだ抵抗力が残っているので再生の可能性が高いという話も伺いました)。

途中で二股に分かれている木などは、片側枯れても、もう一方は緑の葉を残しているものもあり、こういった木は枯れた側のみ伐り倒せば大丈夫なようです。

また、「ナラ枯れとなった木はいつまでも枯れた葉が落ちないまま」で、今の時期、ナラ枯れか否かの識別点になるような話も出ましたが、近頃、秋の冷え込みがないため「離相」が十分できずに葉が残るものもけっこう多いので、その辺りとの見極めは難しそうです(下の写真のような例)。

枯葉が落ちないままのコナラ10年1月17日


逆に「ナラ枯れしても、葉が落ちずに残っているのは、春になれば再生する」という説も出て、この辺りはもう少し観察が必要なようです。

もし、何か情報をお持ちの方が見えれば、ご一報頂くと助かりますが。

この会議の席で「新年度(2010年度)からカシナガ対策に国の助成金が付いた」とのことで、春以降伐採する分に関してはこの「助成金」を使って行うので、伐採した木は「公園外へ運び出して焼却処分される」という話でしたが、既にかなり被害が広がっているため十分国からの予算で賄えるかどうかは???といった感じ。

市の予算で補充した分は、やはり今回同様、公園内に放置される可能性が高いようです。
カシナガ対策で、伐り倒した木は「その場で焼却」がセオリー。カシナガの詰まった枯れ木をそのまま転がしておくのは、カシナガ防除どころか、支援しているように思えなくもないことに加え、ここまで広がってからの対策自体、「今さらねえ」といった感じがなくもありません。

ついつい「せめて、もう2〜3年早めに動いていればねエ」と愚痴のひとつもでちゃうのは、元々性格が悪いのか、年のせいなのか・・。

つい、脱線が長引いちゃいましたが、猫ヶ洞池のカモたちは、やはり寒さがこたえるのか、この日も、アシの根元に張り付いたまま。

猫ヶ洞池10年1月17日


はたして、今年の飛来数がどの程度なのかは、相変わらず「今後の課題」となっちゃいました。

アシから追い出すとソコソコ出てきそうな感じもしたので、「誰か、アシ原に入ってバシャバシャやれば」と一応提案はしてみたのですが、残念ながら賛同者なし(当たり前だっ!)。

池の脇では、ヒヨドリがセンダンの実をツツいていましたが、実が大きいのでやはり飲み込むのは大変そう。2〜3度失敗して咥えた実を取り落とした後ようやくゴックンと丸のみに成功。ムクドリはもう少し上手に食べるんですけどね。

この日は、市民の森のメジロ達も、今まであまり寄り付かなかったソヨゴの実を盛んに食べてました。ようやく、熟して食べごろになったのか、ぼちぼち他の食べ物が乏しくなってきたのか。

市民の森から猫ヶ洞池へ移動する途中には、なんと、動物食の代表選手のモズが、冬芽(ごめん、樹種までは気が回らなかったので不明)をツツいているところを目撃。世話人の観察不足かもしれませんが、長年鳥屋をやっていながら、初めての経験ですわ。

いや〜、自然観察は奥が深い。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
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谷戸の工事 その後(2)

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谷戸の工事の続編です。

下は、旧射撃場をやり過ごしてもう少し西に進んだ辺りに作られた「炭焼き広場」予定地。

炭焼き広場10年1月11日


奥の階段状になったところは段々畑で、現在既に森づくりの会の皆さんで菜の花を植えたとの掲示が掲げてありましたが、その直ぐ手前の辺りに炭焼きの窯が設置される予定になっています。

下の写真は入り口正面にある石段の手前から写したものです。

炭焼き広場正面10年1月11日


本格的な「炭焼き小屋」を建てるまでは、市の予算次第のようですが、「炭焼き、やりた〜い」という希望は既にあちこちから届いているようで、窯だけは森づくりの会の方で、今年中にも設置する計画になっているようです。

平和公園で切り出したコナラで炭を焼くなんて活動が軌道に乗ったりすれば、まんざら「里山再生」も掛け声だけじゃなくなるかな、なんて、淡い期待も沸いてきますが。

今回の工事で一番気に入らないのが、下の写真の築山。

築山10年1月11日


かつては、建設会社が廃材の処分場にしていた辺りで、全部掘り出して処分するのは大変、ということで、いっそ上に盛り土をして蓋をしちゃったわけですが、いかにも「都市公園」って感じの整地の仕方で、「もう少し何とかならなかったのかなあ」というのが正直な感想。

ただ、現在、土留めのために芝生の養生中なので、余計にそういった感が強いので、今後継続して芝の管理をするわけではなく、それなりにいろんな植生が茂ってくれば、もう少し馴染んでくるかも。

逆に予想外にいい感じになった個所が、下池の手前にできた湿地で、時間帯によっては既に様々な野鳥が水浴びに訪れています。

下池手前の湿地09年11月8日


その先が、谷戸から流れ出たいわゆる廃水を溜めるための下池。

下池09年11月8日


ここから地下の配管を通して、猫ヶ洞池と新池をやはり暗渠で繋いでいる「千種台川」に注ぎ込みます。

せっかくの溜め池が、水系としては閉ざされてしまい、魚やスジエビ等の行き来のない池となってしまう懸念があって、水路の完成直後、一度マンホールの中へももぐらせてもらいました。と言って、転落の危険もあるので、実際に千種台川へ注ぎ込むところまでは行きませんでしたが。

予算の壁があって、最終、千種台川に接続する部分は、元々排水溝として設置してあったものをそのまま使用したため、特に回遊性の生き物の行き来などは考慮しておらず、接続部分を確認したところ、高低差3.6メートルの垂直の升をナダレ落ちる構造になっていました。

ただ、森づくりの会、Tさんが、そちらの専門家に確認したところ、それでも、「雨の際などに十分入り込む可能性はあり、モズクガニなどは這い上ることも可能」とのご返事を頂いたようです。

最後は、西側入り口近くの二つの建屋。左側奥の建物が今までのプレハブの建物に代わる「里山の家(とりあえず、仮称ということでしたが、未だきちんと決まったという話は聞いてません。は〜っ(ため息))」で、左手は作業用の農機具等を補完する倉庫。

里山の家09年11月8日


一応これで、重機が入っての大掛かりな工事は、水田の造成を残すぐらい。

私たちも加わって絵を描いた時点から、その水田の位置が変わり面積が半分程度になったぐらいで、図面的には当初案に近いものが出来上がったのですが、小川や溜め池を掘った残土を周囲にそのまま積み上げたために(おそらく、残土を運び出すと処分の費用がかかるためだと思いますが)、当初考えていたより行為の影響がはるかに広範囲に広がってしまったり(一部、湿地内まで流しこまれた部分もあり、流石にそれは、再度他の場所に移動して頂きました)、下池周辺は同様の理由などから、「何もここまで」と思うぐらいだだっ広い平坦な空間が出現し、いかにも広場といった雰囲気になってしまったりして、言いたいことを言い始めたら突っ込みどころ満載、といった感じですが、もともと当地を、里山として捉えている側と、都市公園の一部として捉えている側とでは、同じ図面を眺めても、抱くイメージにずれがあるのは当然。加えてお役所特有の縦割りの壁だったり、途中で市長さんが交替したことなども影響した予算の壁などもあるなかで、「よくぞ、ここまで」と考えた方がいいのかも。

今の時点では、いかにも造成地そうろうで、周りのウケはイマイチですが、時間が経過して周囲に馴染んでくれば、水場が増えた効果は自然に現れてくるだろうと思います(1〜2年と思っていましたが、もう少しかかるのかな)。

むしろ、最終的に描いていたのは、溜め池や小川と一体に田畑の耕作を復元することで、肝心の今後の維持の道筋のしっかりした計画が手つかずな点が気がかり(何せ、3月完成予定の「里山の家」の運営すらはっきりしていない!)。

せっかく、クズやササ藪に覆われていたところを切り開いても、2〜3年後にはもとの木阿弥だったり、今度は一面セイタカアワダチソウに覆われていたりでは、工事の意味が半減してしまいますから。

先のセンサス(平和公園の鳥類調査)の際も、カシナガにからんでちょっとした事件があったばかりで(こちらは、調査の報告の方で触れると思いますが)、最終、里山文化の再生を目指している身として、当地のコナラ等を使って炭を焼くなどの樹林の管理も視野に入れているのですが、まだまだ長い道のりが必要なのかな

整理しないままぶっちゃけてるんで、どうもまとまりのない内容になっちゃうなあ。若干、反省。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
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谷戸の工事 その後(1)

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昨年6月より進められてきた平和公園(名古屋市)の谷戸の工事が、とりあえず、東西の溜め池とその間をつなぐ水路の造成が終わりました。

里山の家等の建屋(こちらは、今年3月完成予定)の建造や溜め池周りの柵の設置、1月下旬から新たに始まる水田の整備などもありますが、工事の根幹となる部分は完了したと考えていいと思います。

計画をまとめる段階からここまで、それなりに曲折もあり、出来上がりに関しても納得できる部分、できない部分などもろもろありますが、ひとまず、どんな塩梅になったかをご紹介がてら総括しておきたいと思います。

まずは、谷戸の東の端、水の流れの起点となる奥池。

奥池10年1月11日


当初は、湿地に辿り着くまでの中間地点に、もうひとつ、より容量の大きい溜め池を作る予定もあったのですが、この計画は途中で消滅、この奥池に溜まった水に井戸で汲み上げた地下水を補充したものが、下の水田および湿地への主な水の供給源ということになりました。

水田の工事が始まると、ある程度流れる水量が制限されるので本格的な運用は3月に水田が完成した後のことになりますが、先の11日に確認した時点ではそれなりの量の水が流れ出ていましたね。

ただ、夏の暑い時期など年間を通してどの程度水量が安定して確保できるかは、この先一年は様子をみてみないと確信は持てないのが正直なところで、今のところ「わくわく」と「どきどき」が半々といった感じでしょうか。

溜め池の造成というと、もうひとつ気がかりがあるのですが、こちらの方は手際よく下のような注意書きの看板を立てて頂きました(もっとも、どの程度ご利益があるかは、今後注意深く監視していく必要あり、ですが)。

奥池脇に立てられた看板10年1月11日


ペットのカメを捨てたり、釣具屋さんがブラックバスを放流したり、といった論外の例ばかりでなく、近頃のエコブームもあって、本人としては「自然の回復を促す」高尚な目的でホテイアオイ等をブチ込んだり、といった勘違いな善意で外から色々持ち込む動きもけっこう多いのです(市民の森で近頃やたら目につくアオキも、否定的な意見も聞きますが、個人的には「誰か植えて回っている人がいるのではないか」と疑ってます)。

その辺りは別にしても、養殖ホタルの放流やら何やら、やたら外から持ち込みたがる向きは多いですからねエ。

直ぐに、話が脇道に広がっていっちゃいますが、この奥池を起点に、造成予定の水田や湿地を経由して最終の下池まで、下の写真のように水路(小川)が繋がりました。

谷戸に引かれた水路10年1月11日


なるべくロスのないよう水を目的地まで流すように3面防水シートは埋めてあるものの、上に土を被せて石組みも固定せずに積んであるだけなので、今はいかにも「造成しました」といった感じが強いですが、年数を経るに従って次第に周りの環境に馴染んでくれることを期待しています。

川幅や水深もなるべく元々の地形を残して均一にならないようにリクエストしたのですが、いかがなもんですかねエ。

場所によっては、下の写真のように「そだ柵」で脇を固めたり、何箇所かには、小川をまたいで移動できるように木製の橋がかかっています。

竹林脇の水路10年1月11日


下の写真で、矢印で示した盛り土の先の辺りに、棚田状に3枚の水田ができます(1月下旬着工予定)。

水田造成予定場所10年1月11日


当初の計画では、もう少し西側、湿地の肝にあたる部分の下流にできる予定となっていましたが、予定していた辺りで鉛汚染が見つかったため、逆に湿地の上に水田ができることになってしまいました。

貧栄養で成り立つ湿地に、肥料を施した水田の水が流れ込むと、却って湿地の植生が変わってしまう恐れがあるため、セオリーに反した配置となってしまった分、完成後の経緯を継続して監視していく必要がありそうです。

と言うことで、ここから先は、また日を改めて紹介していきますが、この日(1/11)、奥池の写真を撮っている脇で、「ついでに、僕も撮って」とばかりに、ハクセキレイがポーズをとってくれました。

奥池脇のハクセキレイ10年1月11日


今回の工事自体、賛否の分かれるところで、その辺りは後編で取り上げるつもりですが、とりあえず、公園利用者の多くいる中で、少なくともこのハクセキレイ君は歓迎してくれているようです。


名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より
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