平和公園(名古屋市)鳥類生息調査10年7月
2010.07.28 Wednesday
JUGEMテーマ:地域/ローカル
7月18日に行われた調査の報告です。
直前の15日には最後のひと暴れとばかりに列島のあちらこちらで水の害を引き起こして梅雨が明け(うちのお墓のある八百津でもお寺のすぐ近くで土砂崩れがあり、翌日慌ててお寺に安否を確かめる電話を入れるという一幕も)、正に夏本番といった感じの一日に。
鳥類の生息調査の筈が、しっかり主役はセミに奪われた感じで、シジュウカラ、メジロ等がたびたび近くに寄って来てはくれるんですが、しっかり葉が茂っていることもあって、セミの存在感を揺るがすまでの迫力は発揮できずじまい。
ここ何年かこの時期の救いとなっていたキビタキの囀りも、今回は不発。森コースを終える際は、先月の再現(サンコウチョウのサプライズ)も期待したのですが、そうそうラッキーが続くはずもなく、イマイチ盛り上がりに欠けたまま猫ヶ洞池でのサプライズに期待を繋いで森コースを終了。
猫ヶ洞池の方では、カイツブリの姿もなく水鳥の数も少なかったのですが、美味しそうな虫たちがたくさんいたのか、ベルマウス上空にツバメたちが集合、しかも大半は当地では見る機会の少ないイワツバメとあって、これが今月のメインとなりました。
イワツバメ、先月に引き続いての登場で、しかもしっかり数が増えてまして、たまたまなのか、市内で繁殖する個体が増えていて、観察個体数の増えていく前兆なのか、来年以降が気になります。
調整口のかさ上げ効果に梅雨の終盤大量に雨の降ったこともあってか、ハンノキ湿地は今月も満水状態。

こちらは市民の森で目に付いたリョウブの花。

蜜を目当てに寄ってきたハチの姿が見えます。
梅雨が明けて、セミたち同様元気になったのが、こちら、カシノナガキクイムシ(通称、カシナガ)。

しばらく前まではなりを潜めていて、この日も尾根筋の写真の場所で出くわすまでは「今年は今んとこ目立たんねエ」なんて話してたんですが、ここから先は「あちらでもこちらでも」といった感じで被害木に出会いました。
まだ、被害に遭ったばかりか、穴ぽこはぼこぼこに開いている割に葉が青々としている木も多く、梅雨明けを待ちかねて一挙に動き出した感じです。
特に写真にある尾根筋のコナラは、ハンノキ湿地の周囲などに比べると植えられた時期が遅く、まだそれほど年数の経っていない木で、「お前までやられちゃったの」と言った感じ。当地のシンボルツリーのような老木が被害に遭った時とはまた違ったショックがありましたねエ。
去年、「平和公園(名古屋市)鳥類生息調査09年12月」で取り上げたように、「倒れたら危険」という理由で被害木を(完全に再生不能かどうかの確認も不十分に)バッサバッサ切り倒しながら、「予算がない」とかで、特別焼却や燻蒸処理もしないまま放置するという中途半端な処理で、さながらカシナガが広がる手助けをしたような形になっていたので、当然といえば当然の結果なのですが、ハンノキ湿地西側のユーカリ林に面した堤の両側などはほぼ軒並み、といった感じ。
まだまだシーズン初めということを考えると、どこまで被害が広がるのか、かなり心配です(カシナガ被害にあって伐採した木は、その場で焼却するか、伐根も含め、ビニール等で全体をラッピングして殺虫剤で燻蒸処理をしないと、かっこうの生育場所となってしまう。また、伐採跡の周辺は、日当たりや風通しがよくなり、日向を好むカシナガには活動しやすい環境となる。)。
ここで増殖したカシナガがまた周辺に広がって被害を撒き散らす結果につながるわけで(かなり移動能力は高いそうです)、こういうのを見ていると、連日のように流れるCOP10のPRがやけに空々しく響いちゃうんですが・・・。
下は、1〜2か月前に比べぐんと緑が濃くなった猫ヶ洞池。

ここでも、ちらほら茶色い葉が目立ちます。
後味悪いまま終わるのも何なので、こちらは6月に田植えをした田んぼの様子。

稲も今のところ順調よく育っているようですが、造成のために削られた周辺も、早くもかなり植生が回復してきました。
工事の後遺症から抜け出るのに「3年程度はかかるかな」と思っていたんですが、もう少し早めに効果が表れそうな期待も出てきました。
名古屋市平和公園鳥類生息調査、世話人より



















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